感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しんだもずく
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最初に丹生谷貴志の「所有」をめぐる文章が置かれていて、最後に多木浩二の物(自体)とものを取り巻く意味をめぐる文章があり、間に割合しょうもない当時の有名人数十人のモノがテーマの(大抵はモノ自慢)エッセイ、という体裁。二人の文章は示唆に富む面白い文章で、とくに丹生谷の文章は絓の『文学的強度』と道具立てとして近しい位置にいつつ神学論争といった話題との接続で異なった様相の議論になっているのが面白い 多木の文章は高校現代文とかでありそうな...という感じだが西欧の家具の存在感を主客分離の話等につなげるのがテクニカル2024/05/24
丰
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19850520 , 『天使と増殖 : Ding an sich』 , http://iss.ndl.go.jp/books/R100000002-I000001777039-00