内容説明
安野光雅の絵と訳で描きおろし。『大きな森の小さな家』が絵の本になりました。
著者等紹介
ワイルダー,ローラ・インガルス[ワイルダー,ローラインガルス] [Wilder,Laura Ingalls]
1867年、アメリカ北部のウィスコンシン州に生まれる。1932年、西部開拓時代の体験をもとにした自伝的小説、『大きな森の小さな家』を発表。『大草原の小さな家』『プラム・クリークの土手で』などとあわせ、「小さな家シリーズ」として世界中で読まれてきた。テレビドラマの「大草原の小さな家」は、このシリーズをもとにしている。1957年、90歳で亡くなる
安野光雅[アンノミツマサ]
1926年、島根県津和野町に生まれる。BIB金のリンゴ賞(チェコスロバキア)、国際アンデルセン賞などを受賞。1988年、紫綬褒章、2008年、菊池寛賞、他を受賞。2012年、文化功労者に選ばれる。2001年、津和野町に「安野光雅美術館」が開館。2017年、京丹後市の和久傳ノ森に「森の中の家安野光雅館」が開館(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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pirokichi
23
舞台は1870年頃のアメリカ。大きな森の小さな家に住むインガルス家の生活が、二女ローラ(作者)を中心として描かれている。隣人はおらず見渡す限り森という厳しい自然の中(クマもパンサーも出る)で、家族が力を合わせて慎ましくも心豊かに暮らす様子は、自分には絶対ムリだけど、いいなあと思ってしまう。私はすっかり自分がローラになって喜んだり悲しんだりしながら読んでいたのだが、特に初めて町に出かけたくだりはわくわくしたなあ。本書は何と全ページ安野氏のイラスト付きという豪華版。あまりに可愛くて素敵。一生大切にするつもり。2025/02/09
うとうと
14
アメリカ西部開拓時代。森の中の小さな家で暮らす家族の物語。/自然と生きる暮らし。春から秋まで、お父さんお母さんは一日中働く。とりわけ長く厳しい冬を過ごす準備は大変!でも音楽やダンスを楽しむことは忘れず、子どもたちと過ごす時間も大切にしていることに豊かさを感じる。ダンスパーティが本当に楽しそうで、女の人たちが念入りにお洒落するのもよかった。美しい安野さんの絵は解説の役割も果たしていて、燻製やバター、チーズを作る手順などが絵で見られてわかりやすい。鉄砲の構造なんて、文章だけだったら間違いなく飛ばし読みしたよ。2023/05/04
ゆずきゃらめる*平安時代とお花♪
13
一度は読んでみたかった「大きな森の小さな家」。ローラを主人公にして進んで行くお話にしてくれた安野さんにありがとうと言いたいです。たぶんただ訳しただけでは伝わらない文や歴史や生活がわからなかった。優しくわかりすく絵でふんふんとじっくりローラのの楽しい「いまのいま」をみました。2022/01/17
たく
3
☆☆☆☆2023/04/30
あられ
3
子どものころこのシリーズは読んだはずだが、安野光雅監修いうことで手に取った 流れは覚えていたが、内容はすっかり抜け落ちていて、魅力的な絵に導かれるようにあっという間に物語を読み切った 物語も素晴らしいし 本の仕立ても素晴らしい 想像しきれない西部開拓時代のあれこれが添えられた絵の助けで、自由自在に頭の中で動き出す 楽しかった 仕立ての違いで印象が違うんだと実感した 2022/02/03