出版社内容情報
こどもの「なぜ?」を楽しく考える絵本。
■日本版監修 重松清さんからのメッセージ
オトナのごまかしは通用しない、
素朴で深い生きることへの「なぜ?」の数々??
このシリーズは「読む」だけで終わってほしくない。
「なぜ?」のつづきを親子で語り合ってほしい。
生きることの正解なんてない。
だからこそ「わが家の答え」が大切なんだと思う。
この本の6つのテーマ
どうぶつ : きみは、どうぶつ?
成長 : はやく、おとなになりたい?
ちがい : きみは、みんなとおんなじ?
親 : 親に感謝するのは、どんなとき?
外見 : 鏡で自分をみるの、すき?
自由 : 自分のこと、自分できめてる?
内容説明
この本には、自分って、なに?を考えるための大きな問題が6つ。いろんな考えをあれこれ組み合わせたり、ふだんは見えていないところをのぞきこんだりしながら、ほかのだれにもたどりつけない、きみだけの答えをさがしてみよう。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
19
いろんな観点に立って、自分って何だろうと考えてみる本です。 動物と人間の違い、生まれてから死ぬまでの時間、人との違い、親子関係、気になる外見、自分の自由さ、わかりやすい観点で、自分のことを深堀りしてみると、自分の存在感も大きくなります。2024/03/06
遠い日
10
「こども哲学」シリーズ。自分とはなにか?は永遠の問い。大人になってもわからない。たくさんの答えを用意して、それに対するさらなる問いやアドバイスによって、また別の考え方へと導いてくれる。実によく、考えることをさせてくれるのがこのシリーズのいいところ。重松清さんの「おまけの話」は、具体的なシーンを付することで、理解しやすい。2021/06/09
ツキノ
8
(E-100)インデックスは「動物」・「成長」・「ちがい」・「親」・「外見」・「自由」。「おまけの話」は親もぜひ読んだ方がいい。子どものため、と思うのがどこかズレている母親。2020/04/28
Yuka
5
ちょっとずつ古本で見つけて購入し始めたブルニフィエのこども哲学シリーズ。この問いで、大人向けでも対話してみたいなぁ😊きっと楽しい! 重松清さんのおまけの話がとってもいい。前回買った古本には挟まってなかったのが悔やまれる😢2021/03/12
きぬりん
1
子ども哲学シリーズの一冊。本巻では、人間と動物との同一性と差異、子どもから大人になることの意味、自己と他者との同一性と差異、親への恩義、鏡像の自己の真正性、自己決定の可能性といった話題が取り扱われている。「きみは、みんなとおんなじ?」という問いに対する、「うん。だって、ほくふつうだから」という子どもの答えは、一瞬の当惑の後に新鮮さを感じさせた。別冊の重松清「おまけの話」では、子ども思いの父親、子ども思いの母親、自分思いの少年を主人公とする三つの逸話が展開されており、寓話的な表現と構成が琴線に触れる。2024/08/11