出版社内容情報
検閲やポリコレで表現の自由が揺らぐ新時代になぜ代替可能なアーティストが増えるのか? その先に消えゆく「個」の居場所を二人の美術家がラディカルに語り合う
内容説明
復興、オリンピック、芸術祭、都市再開発、表現の自由―“ブラックボックス化”した大正の前衛アートを手がかりに、開かれた社会と「個」を探る画期的な公共/芸術論!津田大介、青木淳、福住廉の三氏も対話に参加。
目次
1 いまアーティスト論を語るということ
2 「マジョリティ」園の出現
3 「にんげんレストラン」は生きていた
4 公化する個、個化する公
5 日本現代アートの始祖・望月桂と黒耀会
6 横井弘三が夢見た理想郷の建設+福住廉
7 大正の前衛が開いた個のポテンシャル
8 「表現の自由」が問われた芸術祭+津田大介
9 新しい公共をつくる方法論とは+青木淳
10 アーティストたちよ、表層を揺さぶれ
著者等紹介
卯城竜太[ウシロリュウタ]
1977年東京都出身。2005年に東京で結成したアーティスト集団Chim↑Pom(チン↑ポム)のメンバー。世界中の展覧会に参加。美術誌の監修や展覧会キュレーションなども行なう。2015年、Prudential Eye AwardsでEmerging Artist of the Yearおよびデジタル・ビデオ部門の最優秀賞を受賞
松田修[マツダオサム]
1979年尼崎出身。二度の鑑別所収監を経て、東京芸術大学大学院美術研究科修了。映像、立体、絵画とジャンルを問わず様々な技法や素材を駆使し、作品を制作。The Influencers festival 2014(バルセロナ)に映像を提供し、美学校では2015年より古藤寛也とともに講座「外道ノススメ」の講師を務めている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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小鈴
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Hiroo Shimoda
おちもり
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