出版社内容情報
火星移住は夢ではない。人類の希望であり、運命だ。
2027年、流線形の宇宙船が火星に降りていく??いまや問題は火星に「行く」ことから、そこでどう「暮らす」かへと移った。イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、マーズワンといった民間プレーヤーが宇宙をめぐって激しく開発競争を展開するなか、新型ロケットやテラフォーミング技術など、火星移住に向けた準備は着々と進んでいる。駆り立てるのは地球の危機と人類の探求心。数々の科学誌 編集長を歴任したジャーナリストが、宇宙開発史から環境的・経済的な実現 可能性まで、「最後のフロンティア」火星の先にある人類の未来を活写する。
「少し前までは荒唐無稽に聞こえた話が、現在では実現可能な話として語られ、もう少ししたら現実になっているだろう」……長沼毅(解説冊子より)
Small books, big ideas. 未来のビジョンを語る。
人気のTEDトークをもとにした「TEDブックス」シリーズ日本版、第11弾。
本書の著者、スティーブン・ペトラネックのTEDトークは以下のTEDウェブサイトで見ることができます。
ww.TED.com(日本語字幕あり)
「火星着陸が成し遂げられた暁には、『スター・ウォーズ』や『スター・トレック』のような現実離れしたSF作品も現実的なものに見えてくるだろう。土星や木星の衛星だって、探査を計画してもよい場所のように思えてくる。その善し悪しはさておき、カリフォルニアのゴールドラッシュにも匹敵する一攫千金を狙う人たちも現れるだろう。地球の重力の束縛を離れて、想像の許すかぎり遠くにまで人類のビジョンは広がっていくということだ。人類が初めて火星の土を踏む瞬間は、科学上、哲学上、歴史上、そして探検上、今までにない重要な意味を持つことになるだろう。私たち人間はもはや、ひとつの惑星に留まる種族ではなくなるのだ」(本書より)
スティーブン・ペトラネック[スティーブン ペトラネック]
著・文・その他
石塚政行[イシヅカマサユキ]
翻訳
内容説明
2027年、流線形の宇宙船が火星に降りていく―いまや問題は火星に「行く」ことから、そこでどう「暮らす」かへと移った。イーロン・マスク、ジェフ・ベゾス、マーズワンといった民間プレーヤーが宇宙をめぐって激しく開発競争を展開するなか、新型ロケットやテラフォーミング技術など、火星移住に向けた準備は着々と進んでいる。駆り立てるのは地球の危機と人類の探求心。数々の科学誌編集長を歴任したジャーナリストが、宇宙開発史から環境的・経済的な実現可能性まで、「最後のフロンティア」火星の先にある人類の未来を活写する。
目次
第1章 マルス計画
第2章 民営化する宇宙開発競争
第3章 ロケットは楽じゃない
第4章 疑問にお答えします
第5章 火星の経済学
第6章 火星で生きる
第7章 地球に似せて火星を造る
第8章 ゴールドラッシュの再来
第9章 最後のフロンティア
著者等紹介
ペトラネック,スティーブン[ペトラネック,スティーブン] [Petranek,Stephen]
40年以上にわたる出版の仕事のなかで、科学、自然、テクノロジー、政治、経済といった分野で優れた著作を発表し、数々の賞と栄誉に輝いている。世界最大の科学誌『Discover』編集長、『ワシントン・ポスト・マガジン』編集部、タイム社の雑誌『This Old House』創刊編集長、雑誌『ライフ』の科学部門編集長、ワイダー・ヒストリー・グループ社の歴史雑誌10誌の共同編集長を務めてきた。初めてのTEDトーク「世界が終わってしまうかもしれない10の方法」は100万回以上再生。『Breakthrough Technology Alert』の編集委員を務めている
石塚政行[イシズカマサユキ]
東京大学人文社会系研究科博士課程の学生。専門は言語学、バスク語(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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