書のひみつ

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  • サイズ B5判/ページ数 112p/高さ 23cm
  • 商品コード 9784255009988
  • NDC分類 728.07
  • Cコード C0095

出版社内容情報

書には、千年前を生きた人の「心」が宿っている。奥深い歴史を知れば、文字を見ること、書くことが楽しくなる。――書には、千年前を生きた人の「心」が宿っている――

・緊張感ある中国の書、やわらかい日本の書。
・文字は叫んだり、おどったりする?
・禅が目指した自由な線って?

王羲之、空海、良寛、漱石……奥深い歴史を知れば、文字を見ること、書くことが楽しくなる。まったく新しい「書」入門!

中国や日本で、古代から尊ばれてきた「書」。そこには書き手の息遣いやセンスだけでなく、歴史や宗教など様々なものが反映されています。「なぜこの人はこんな文字を書いたの?」、この問いを手に、書を楽しむための「ひみつ」を探りましょう。これから美術館に行くのがますます楽しくなります!


ひみつその1 「まねること」から書ははじまる 書の見方 
書いているつもりになってみる 
リズムと呼吸に注目しよう 
文字を景色として見る 
一回性の生々しさを感じる 
文字から「心」をのぞき見る 

ひみつ2 文字は叫んだり、おどったりする。 中国の書 
書は、過去を生きた人々との対話 
書体と書風――五つの書体ができるまで
やわらかく優雅な線 王羲之 
  道教――仙人になりたい! 
  王羲之は何度もリバイバルした 
どっしりと力強い線 顔真卿 
  儒教と書――「忠」「義」の意識 
おどるような奔放な線 懐素 
たわめられた線 蘇軾 
?ヘタウマ?な線 八大山人 
神秘的な古代の線  石鼓文 

ひみつ3 和を解くカギは、かな文字にある 日本の書 
中国から学んだ唐様の線 三筆 
たっぷりとした和様の線 三蹟 
細く柔らかい、かなの線 
  1 漢文から万葉仮名が生まれる /2 万葉仮名から「ひらがな」へ 
  3 かなと和歌は車の両輪 /4 ちなみにカタカナは?
  連綿(続け字)の息遣い 
  「源氏物語」とかな書の美しさ 
禅がめざした自由な線 墨跡  
  1 禅 /2 茶の湯 
太くうねる江戸っ子の線 御家流 
文人による素人の線 文人の書 
かすれ、にじみ、消える線 現代書 

ひみつ4 書は受け継がれるもの! 
拓本の技術が生まれた! 
王羲之の書が見たい! 
書には書が書き込まれる 
書はどうして巨大化したの? 
東アジア漢字文化圏の広がり
おわりに――書から活字・フォントへ


古賀弘幸[コガヒロユキ]
編集者。一九六一年福岡県生まれ。法政大学文学部卒業。出版社に勤務して書に関する雑誌・書籍などを企画・編集したのち、現在フリーランス。主な企画・編集に『書の総合事典』柏書房(二〇一〇年)など。著書に『書と文字の消息』工作舎(二〇一七年)。主な論文に「訂正符の研究」など。大東文化大学書道研究所客員研究員。

佐々木一澄[ササキカズト]

内容説明

書には、千年前を生きた人の「心」が宿っている。王羲之、空海、良寛、漱石―奥深い歴史を知れば、文字を見ること・書くことが楽しくなる。まったく新しい「書」入門!

目次

1 「まねること」から書は、はじまる―書の見方(書いているつもりになってみる;リズムと呼吸に注目しよう ほか)
2 文字は叫んだり、おどったりする―中国の書(書体と書風―五つの書体ができるまで;やわらかく優雅な線 王羲之 ほか)
3 和を解くカギは、かな文字にある―日本の書(中国から学んだ唐様の線―空海;たっぷりとした和様の線―三蹟 ほか)
4 書は受け継がれるもの!(拓本の技術が生まれた!;王羲之の書が見たい! ほか)

著者等紹介

古賀弘幸[コガヒロユキ]
編集者。1961年福岡県生まれ。法政大学文学部卒業。出版社に勤務して書に関する雑誌・書籍などを企画・編集したのち、現在フリーランス。大東文化大学書道研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ムーミン

24
ちょっと敬遠していた世界が身近になった気がします。2022/08/14

内島菫

21
自分の字はうまくも好きでもないが、なぜか他人の字を見るのは楽しい。また、マンガの線と書の線への興味は、どちらも墨一色でかき手によってかなりニュアンスを異にするという点でどこかつながるものを感じる。王義之のような神聖視される書き手まで生むという書の文化は不思議ともいえるが、そもそも書かれた内容と書かれた文字の形とをわける考え方自体が何か大切なもの=文字の呪術性を見落としてしまっているのだろう。本書によって、書は雲の形やシミといった大小の自然現象とも通じ、手と筆を媒介して書き手の息遣いや身体上の癖、2021/07/14

ねこ

7
後世に残る書のなかに、緊張感のない書というものがあり、うれしくなる。2019/03/08

5

5
書に興味を持ってもらいたい、という筆者の心意気が端々から伝わってくる。難解なことは省き、骨子をきちんと残しつつも「見る人はここを味わっているんだよ」と教えてくれる良書。目でなぞることでリズムと呼吸を感じるというのは楽譜のようだ。音楽をやる人が楽譜を読んで奏でられる音を想像できるように、書をやる人は他人の書から筆の運び・躍動を追体験できるのか。羨ましい。2017/12/26

@yoshida4516

3
九博で購入。 自分の中でとっつきづらいけど気になる書について、サクッと学べる。 茶道や日本文化を知るには書は避けて通れない事を再度実感。2024/05/21

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