内容説明
我が国初のグローバルリーダーと呼ぶにふさわしい新渡戸稲造と身近に過ごした家族のありのままの姿を、今やただ一人の証人となった孫の武子が敬慕の情を込めて語る。
目次
1 対談―武子、新渡戸家を語る(武子の誕生;関東大震災そしてジュネーヴへ;学校時代;家庭人稲造;晩年の稲造;稲造亡き後の家族)
2 新渡戸稲造の信仰・思想と行動(恵まれた血筋;内なる光を求めて―クエーカー派の信仰へ;良きサマリヤ人のごとくに―生きて働く信仰;公務に就く;太平洋の橋から世界の橋へ;自立する女性たち;読書論;特別記事「祖父の日記」加藤武子)
著者等紹介
加藤武子[カトウタケコ]
旧姓・新渡戸。米カリフォルニア州モントレイ・カレッジにて学ぶ。翻訳家、著述業
寺田正義[テラダマサヨシ]
1937年横浜市生まれ。東京教育大学文学部卒業。私立および国立大付属高等学校教諭、国公立および私立大学教授を務め、2008年定年退職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
スプリント
5
身内(孫)視点でみた新渡戸稲造像が興味深いです。稲造本人もそうですがメリー夫人についても詳しく書かれています。2014/12/04
朔望
3
まず始めに著者加藤武子氏に感謝の意を表したい。私が予てより知りたいと感じていた所を述べていらっしゃる上にここまで身近に新渡戸先生の存在を感じたのは初めてです。何より本書の表紙の写真が全てを物語っていように感じてなりません。人物像の他、友好関係やその他関係者にも密接に結び付けられて述べられているので、内容は非常に充実していると思います。2016/07/02
Tetsuto
3
新渡戸稲造のご令孫、加藤武子さん(94)へのインタビュー。グランパとグランマについて孫の視点から語ります。稲造さんは、「決めたことは必ず実行する人」で、冬でも毎朝冷たい水風呂に飛び込んでいたそう。日記をその日のうちに必ずつける習慣も生涯貫く。2年前に私がインタビューした時、「祖父はとっても優しい人でした」と可愛らしい笑顔で答えてくださった武子さんが忘れられません。さすがに私には「グランパ」とは言ってくれませんでした笑。武子さんの名前は、もちろん「武士道」から採っています。2014/11/22
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