内容説明
季節の料理を楽しみながら、繰り広げられる歴史ばなし。移りゆく時代を背景に、外科医の視点から覗いた歴史の断片を、友との語らいを通して描くエッセイ集。覗いた「遊里」に「本所七不思議」、中野の犬屋敷から「生類憐みの令」、「日本橋」に見る大江戸事情他、13編から成る史跡めぐりの旅紀行。
目次
「小石川養生所」談義
悲田処とキャラバンサライ
縄文幻想
「首都炎上」譚
艶姿「笠森お仙」
「大連・旅順」行
東西「貴婦人の湯」
元禄繚乱「生類憐れみの令」
大江戸「医学校」伝
留学の果て「天正遺欧少年使節団」〔ほか〕
著者等紹介
松峯敬夫[マツミネタカオ]
1933年、東京は下谷竜泉寺生まれ。1960年、群馬大学医学部卒業。外科医。医学博士。東京医科歯科大学第二外科で研鑽を重ねた後、東京都立墨東病院外科部長、東京都立府中病院長、東京都健康推進財団多摩がん検診センター所長を経て、現在、大森赤十字病院長。勤務のかたわら、東京医科歯科大学・帝京大学で教鞭をとり、外科関連学会の役員を歴任。社団法人日本病院会学術委員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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