内容説明
社会の問題を楽しく解決する「ソーシャルデザイン」の種は、日本で花開き世界に羽ばたく。月間読者15万人のウェブマガジン「グリーンズ」がおくる、未来をつくるためのグッドアイデア集・第2弾。ホームレス問題と放置自転車問題を一挙に解決する女子大生、おばあちゃんと子育てママが共に働ける工房など、今回は日本発の事例を中心に紹介。三原寛子、遠山正道、駒崎弘樹、ケーシー・カプロウ各氏のインタビューも収録。「これからのアイデア」をコンパクトに提供するブックシリーズ第7弾。
目次
第1章 身近なところに種がある(サプライズによって幸せの循環を生み出す「サンタのよめ」;家を建てながら「ご近所付き合い」もデザインしてしまう「いえつく」 ほか)
第2章 住みたい街をつくる(おばあちゃんと子育てママが共に働ける孫育てグッズの工房「BABAラボ」;土地の物語をデザインによって伝える復興プロジェクト「OCICA」 ほか)
第3章 ムーブメントのハブになる(ホームレス問題と放置自転車問題を一挙に解決する女子大生「HUBchari」;子どもの日常品に日本の伝統を吹き込む0から6歳の伝統ブランド「aeru」 ほか)
第4章 日本から世界に羽ばたく(カッコいい車椅子を作ることで本当のバリアフリーを目指す「WHILL」、手話によるコミュニケーションをテクノロジーで効率化する「シュアール」 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きゅー
8
日本におけるソーシャルデザインの事例集としての一冊。刊行が2013年ということもあり、いまネットで検索をすると終了しているプロジェクトも多いなか、HUBchariはいまだ健在であることがわかった。これはレンタサイクルの一種だが、自転車のメンテナンスや窓口業務を元ホームレスや生活保護受給者が行うというもの。収入はすべてホームレスの就業支援に充てられるという。日常のささやかな不満と自分にできることのかけ合わせ、それにタイミングが合わされば面白いことが始まるという。なにはともあれアイデアのひらめきが素晴らしい。2024/01/12
ちいさな図書館
8
読み終えて明るい気持ちになれるのは、後半のインタビューからの言葉を借りるなら「〜すべき」ではなく「〜したい」からすべてがスタートしているから。「〜すべき」では、問題が起こったときに息切れしてしまうけれど、「〜したい」ならばもっとずっと踏ん張れるし、楽しむことができる。自分に足りていない発想はここだなぁ。どのアイディアもほんとうに小さなことからスタートしていて、立ち向かうのではなくて、内側から、自分のごく近くから、じわじわと広げていって変えていくというのが良いなと思った。2014/09/22
三崎口@ネットつないだら本格復帰します
4
少々飛ばし気味で読んだ。紹介されているものが面白く発想の大切さがわかる。閃いたらそれを形にすることも。深く疑問を思ってることがあるならそこから何かできないか?って繋げるのが大事なのかも2014/02/02
おおにし
3
「ソーシャルデザイン」が何の意味を指すのかも曖昧なまま読み始めた本でしたが、具体的な日本のソーシャルビジネスの事例を元に「自分ごと」から「自分たちごと」へ、そこから社会全体の問題へと広がっていく流れが見えてとても面白く、驚きや感動と共に楽しく読むことができました。 本に書いてあった「日本とは何か」という問いはすごく難しいですが、僕にとって日本はたくさん不満もあるけど自分の手の届く範囲から直していきたい「家」のようなものかなと思います。そう考えるとソーシャルデザインは「リフォーム」とも捉えられるのかな。2018/01/17
Erikom
2
いろんな素敵なアイデアがたくさん載ってて好きだった。これから時代とともに方法も変わると思うが自分でこういう視点を持つことを心がけたい2017/06/05
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