内容説明
「ここかいな、ワシの首はここかいな…。」
ある日、首なし地蔵に男の生首が置かれた。
首を求めて彷徨う地蔵の噂。
謎の双子に、怪しい組み立て工場。
小説投稿サイト《エブリスタ》発、一気読みホラーミステリ!
かつて鉱山の町として栄えた赤鉄町は、峠の首なし地蔵に生首が置かれるなど、不気味な事件と噂には事欠かない町だ。ある日、ニートの花崎はwebの求人広告で思い掛けない高収入バイトにありつく。とある工場でベルトコンベアを流れてくる部品を組み立てるだけの作業なのだが、これがなんと日給十万円! 実に美味しい仕事だが、一つだけ疑問がある。一体自分たちは何を造っているのかということだ。次々と消えるバイト仲間、謎の補充人員、花崎はバイトとして潜り込んでいた探偵・篠原と工場の秘密を暴こうとするが…。「気づいたら一気読み! 」「ジワ怖からのバンジー! 」「眼球が高速スクロール! 」、小説投稿サイト〈エブリスタ〉で話題のノンストップ・ホラーミステリ!
著者について
木場水京(きば・すいきょう)
1991年7月4日生まれ。血液型、B型。
趣味は、生物の飼育(熱帯魚、爬虫類、昆虫が好き)。
座右の銘:成せば成る。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yu。
25
一体この工場はなんなのか‥ 高給を餌に、得体のしれない部位を作らされ、更に不安感を煽る日毎の同僚失踪という悪夢の連日に恐怖する「謎の職場」。ソレに出会ったら最後‥ “首なし地蔵の怪!”が描かれる山の怪談「首狩り地蔵」。双子だからこそ成り立つサイコサスペンス「オトモダチ」。といった 何かに憑かれた不気味な町“赤鉄”で起こる三篇の怪奇幻想譚。。お気に入りは「謎の職場」。2019/10/05
のりすけ
16
おおむね評判が良いようですが私には合いませんでした。ごめんチャイ。説明がくどすぎ。どんでん返しのための無理やりなストーリー運びがいまいちでした。しかもそんなにどんでんしてないし。2020/10/29
dotkawahagi_bk@だいたいホラー小説しか読まない
2
出てくるキャラが濃すぎ、ひどく邪魔になっている印象。特に後の話にも出てくる重要キャラ的位置づけの篠原の笑い方が鼻につく。 設定は面白かったが、話がごちゃごちゃしている。あれもこれも全部いれた!という感じ。2025/06/08
ありうす
2
色々と、悪い意味で現実離れしており、素人臭さが目立つ。ミステリー小説は娯楽小説の王、が僕の持論だが、伏線の重要さはミステリー小説に限った話でもないだろう。思いつきをそのまま書いてもアイデアにはならず、然るべき前振りや舞台装置を用意して始めて昇華されるもの。盛り込まれた設定が単なる設定のための設定にしか思えなかった。あとストーリー以前の問題として誤字が複数箇所みられた(テニヲハがおかしかった所も)。僕が手にしたのは初版本だが、次の版では修正されているだろうか。2021/08/21
マコト
2
タイトルに惹かれて買ったものの、首狩り地蔵はそんなに長くない短編。かつ、その前の「謎の職場」が面白くて、ちょっと読み足りない感じに。「オトモダチ」も「謎の職場」のインパクトに比べると、やや落ちますかね。個人的には「首狩り地蔵」「オトモダチ」「謎の職場」の順で読むと、赤鉄町の話もっと読みたい!って思えるようになるんじゃないでしょうか。2018/09/30
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