出版社内容情報
ジェイン・オースティンの作品を彩る「お嬢さまヒロイン」たち。19世紀初頭、英国の階級社
会を果敢に生きる彼女たちに託されたものとは? 世界中で普遍的な人気を誇る6作の長編小
説を軸に、作品に潜むテーマ=「象の牙」を読み解く画期的論考。「お嬢さまヒロイン」の恋
愛模様や家庭の事情、時代背景、社会とのかかわりなどを分析しながら、オースティンが彼女
たちに託したメッセージを探る。
【著者プロフィール】
植松みどり
1942年、東京に生まれる。
1970年、津田塾大学大学院博士課程満期退学。
現在、和洋女子大学教授。専攻イギリス文学。
訳書、『嵐が丘』、『狼と駈ける女たち』、『ブラック・ヴィーナス』。
共著、『ジェイン・エアと嵐が丘』、『ブロンテ研究』。
内容説明
ジェイン・オースティンの作品を彩る「お嬢さまヒロイン」たち。19世紀初頭、英国の階級社会を果敢に生きる彼女たちに託されたものとは?作品に潜むテーマ=「象の牙」を読み解く画期的論考。
目次
第1章 『ノーサンガー・アベイ』―キャサリン・モーランド、「お嬢さまヒロイン」の誕生
第2章 『分別と多感』―メアリアンとエリナーに見る幸せの秘密
第3章 『自負と偏見』―読み違えられたエリザベスの魅力
第4章 『マンスフィールド・パーク』―ファニー、賢く逞しく「お嬢さまヒロイン」に
第5章 『エマ』―完璧なヒロイン、エマ?
第6章 『説得』―階段を下りる「お嬢さまヒロイン」、アン・エリオット
著者等紹介
植松みどり[ウエマツミドリ]
1942年、東京に生まれる。1970年、津田塾大学大学院博士課程満期退学。現在、和洋女子大学教授。専攻イギリス文化・文学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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