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内容説明
文献学の学生であるシモンは、セビリアの新聞社でクロスワードを作る仕事をしている。ある日彼のもとに、翌日のクロスワードに「道化師たち」という言葉を入れろ、という脅迫電話がかかる。そのクロスワードが掲載された午後、地下鉄でテロが起こったことを知った彼は、この事件と脅迫電話とを結びつけずにはいられない。そして、この影にはある男のロールプレイング・ゲームがちらつくのだった…。本書は、1996年に出版された当初より大きな評判を呼び、マテオ・ヒルにより映画化、日本では『パズル』のタイトルで公開された。
著者等紹介
ボニージャ,フアン[ボニージャ,フアン][Bonilla,Juan]
1966年スペインのヘレス・デ・ラ・フロンテラ市生まれ。著書に、2003年度ビブリオテカ・ブレベ賞を受賞した『ヌビアの王子たち』などがある
碇順治[イカリジュンジ]
1948年大阪府生まれ。元スペイン大使館、金融・財務参事官補佐。現在、ITT(日西翻訳研究塾)を主宰する傍ら、複数の大学にてスペイン現代事情を講義。スペイン史学会会員・日西経済友好会理事兼事務局長
沢村凛[サワムラリン]
1963年広島県生まれ。1992年『リフレイン』(新潮社)で作家デビュー。第10回日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞した『ヤンのいた島』、『瞳の中の大河』(以上、新潮社)などの著書がある(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。