内容説明
いつしかどこからか「雨ニモマケズ。風ニモマケズ。」のフレーズが身体の底からわき出てくる。特別に意識をしてしまいこんだ記憶もないのに、突然の雨や暴風のような苦境に立たされた時、どこからかやってくる。このフレーズに守られながら、少し楽になったりする。老若男女広く誰の中にも、このフレーズはひっそりとひっそりと、しまわれていて、いざという時に出てきて、暖かく血の流れのように、身体全体を抱きしめてくれる。この不思議な力は、どこから来て、身体のどこへ帰って行くのだろうか。こころを癒してくれる言葉。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
11
『雨ニモマケズ』は、賢治の残された手帳に書き残されていたことば。作品というよりは自身の心情と信条の吐露なのだろう。何度読んでも、いつ読んでも打たれるのは賢治の無念が滲んでいるのが感じられるからか。病を得た自分への内なることば。唐仁原教久さんのイラストが味わいを添える。2017/01/16
ミミズク
4
青空文庫にて。⭐︎32025/03/23
ねこ
3
詩画集。収載されているのは「雨ニモマケズ」一篇のみ。いかにこの詩が愛されているかということかな。たまたま違う本で、このとき賢治は病状がおもわしくなく、日当たりのよい二階へ病床を移したことを知った。代わりに妹夫婦が一階へ移る。そして、その子どもが夜中に咳をしながら泣くのを賢治は聞く。日当たりの悪いじめっとした部屋で咳をしながら泣く小さな姪っ子の声。その時のことを「この夜半おどろきさめ」という詩にしている。とてもこころを打つ詩。それから少しして「雨ニモマケズ」の詩が書かれた。ふたつとも同じ手帳に記されている。2016/06/09
teppei
0
自宅本。
tatte
0
購入。