内容説明
強さと巧みさという二つの評価尺度は、昔から「力(ちから)」と「技(わざ)」という言葉で親しまれてきた。これら2種類の尺度のうち、本書は特に「たくみさ」という物差しを使って、我々「人間」が家庭や職場での日常生活や、余暇におけるスポーツ活動などの中でごく普通に行っている種々の「動作」を分析し、巧みだと評価される動作の仕組みを科学的に解説することを目的としている。
目次
「たくみ」とは何か
キャッチ
的当て
フェイント
かわす
姿勢の安定
動きの繊細さ
動きの複雑さ
随意運動制御の基礎理論