内容説明
J.S.バッハのすべてのパイプオルガン曲(約310曲)を、1曲ずつ、個別に解説。作品番号(BWV)や曲名から引くことができ、年代、様式、真正性、賛美歌・礼拝・式文との関連、曲の構造、モチーフやテーマの解釈、バロック時代前後の作曲家・作品との関係など、現存資料や異稿に基づいて詳細に考察されている。コラール作品では、すべてのコラールの旋律と、口語訳の歌詞(第1節)を掲載。
目次
第1部 自由作品(教会カンタータ131より BWV131a;6つのソナタ BWV525‐530;前奏曲とフーガ BWV531‐552;8つの小前奏曲とフーガ BWV553‐560;その他の個別の作品 BWV561‐591;協奏曲など BWV592‐598)
第2部 コラール作品(オルガン小曲集 BWV599‐644;シュープラー・コラール集 BWV645‐650;旧称「18のコラール」(いわゆるライプツィヒ・コラールとそのヴァイマル版) BWV651‐668
クラヴィーア練習曲集第3部のオルガン・コラール BWV669‐689
旧称「キルンベルガー・コレクション」のオルガン・コラール BWV690‐713 ほか)
著者等紹介
廣野嗣雄[ヒロノツグオ]
1963年東京藝術大学、1969年ヴェストファーレン教会音楽大学卒業。国内外で演奏活動し、国際オルガン・コンクール審査委員をつとめた。(一社)日本オルガニスト協会、日本オルガン研究会の設立に関与、役員を歴任。東京藝術大学名誉教授。キリスト教音楽院院長
馬淵久夫[マブチヒサオ]
1958年東京大学大学院化学系博士課程修了・理学博士。オルガンを奥田耕天、G.ロベール、M.シャピュイに師事。日本オルガニスト協会の設立に関与、役員を歴任。東京文化財研究所名誉研究員、くらしき作陽大学名誉教授、(一社)日本オルガニスト協会名誉会員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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