目次
ダニとは
病気を起こすダニ(マダニ;ツツガムシ;イエダニ、ヒゼンダニなど)
森のダニ(分解者;虫に乗るダニ)
水のダニ
住のダニ
農業のダニ(害になるダニ・葉上;害になるダニ・土壌;防除に役立つダニ)
ダニとの共存
著者等紹介
島野智之[シマノサトシ]
1968年富山県に生まれる。1997年横浜国立大学大学院工学研究科博士課程修了。現在、法政大学自然科学センター教授。博士(学術)
高久元[タカクゲン]
1966年秋田県に生まれる。1991年北海道大学大学院理学研究科修士課程修了。現在、北海道教育大学教育学部教授。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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taku
12
人や農作物に有害な悪ダニーは一部であり、人や自然に有益な良ダニーもいる。水中にもいて、陸上では活火山の火口以外では確認されているそうだ。世界はダニで一杯。あなたのお宅に無断同居しているダニーズと共生していくため、健康被害と制御法は知っておこうね。そしてあなたの顔にはニョロニョロが住んでいる。これは忘れていい。ダニ学の研究者達が執筆した真面目な入門書。誤解していようが理解しようが、あまり気にしたくない虫に変わりはない。2020/08/16
トリオネア
3
植物につく葉ダニがピレスロイド系の薬剤に強い事や、耐性が付きやすい事はわかったが、屋内に発生する目に見えるタイプの塵ダニやコナダニにはどうなのだろう?家の結露や湿気のせいで木材部分にコナダニが発生し精神的に参っている。このままダニと共に生きねばならぬのなら、「神よ、なぜダニのような足の沢山あるキモい生物を作られたのです?!」と叫びながら橋からアイキャンフライした方がマシだと思うくらいノイローゼである。カニもエビも嫌いな造形なのにダニなんて最悪。違う銀河系でひっそり生きてほしい。2019/02/03
なにがし
2
意外と固い本だったという印象。淡水や海水中にもダニが多いことは初めて知った。また呼吸法も独特で興味深い(昆虫だと尻の管から呼吸、腹部の毛に空気を貯めるエトセトラ) 畳やカーペットでダニが人に被害をもたらすメカニズムも分かりやすく説明されていてよい。 図書館で借りたが、買っても良いかも、と思う2019/01/26
舌噛
1
よく知られているツメダニ、コナダニ、イエダニ、マダニ以外に有益なダニや農作物に影響するダニもいることがわかった。冬期間の湿度が翌夏の室内ダニの数に影響をうけることは参考になった。2017/08/26