内容説明
アルコール健康障害対策基本法の制定や統合型リゾート(IR)推進法案等により、社会的関心が高まっているアディクション(依存・嗜癖)について、基礎研究から臨床実践までバランスよくカバーし解説。著者5名による「座談会」によって、専門的知識のない読者にもアディクションの全体像を平易に解説。
目次
第1部 薬物依存研究の基礎(薬物自己投与;薬物弁別 ほか)
第2部 基礎研究の展開(報酬予測と意思決定の神経機構;遺伝子転写カスケードと神経可塑性 ほか)
第3部 依存・嗜癖問題の諸相(アルコール;タバコ ほか)
第4部 治療と回復の取り組み―臨床の現場から(治療・回復支援総論;薬物療法 ほか)
著者等紹介
宮田久嗣[ミヤタヒサツグ]
1956年東京都に生まれる。1992年東京慈恵会医科大学博士課程修了。現在、東京慈恵会医科大学精神医学講座教授。医学博士
高田孝二[タカダコウジ]
1950年神奈川県に生まれる。1975年慶應義塾大学大学院社会学研究科修士課程修了。現在、帝京大学文学部心理学科教授。文学博士
池田和隆[イケダカズタカ]
1966年東京都に生まれる。1995年新潟大学大学院医学研究科博士課程修了。現在、公益財団法人東京都医学総合研究所依存性薬物プロジェクトプロジェクトリーダー(参事研究員)。博士(医学)
廣中直行[ヒロナカナオユキ]
1956年山口県に生まれる。1984年東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。現在、株式会社LSIメディエンス薬理研究部顧問。博士(医学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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