目次
第1章 成り立ちからみた漢字
第2章 形からみた漢字
第3章 音からみた漢字
第4章 義からみた漢字
第5章 表記からみた漢字
第6章 社会からみた漢字
第7章 アジアのなかの漢字
著者等紹介
沖森卓也[オキモリタクヤ]
1952年三重県に生まれる。1977年東京大学大学院人文科学研究科国語国文学専門課程修士課程修了。現在、立教大学文学部教授。博士(文学)
笹原宏之[ササハラヒロユキ]
1965年東京都に生まれる。1993年早稲田大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。現在、早稲田大学社会科学総合学術院教授。博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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さとうしん
6
字形の面からの漢字(学)の入門書は数あるが、本書字形だけでなく字音・字義の面についても相当の紙幅を割いている。漢字教育・漢字政策や韓国・中国などアジア諸国に関する章もあり、漢字(学)に関する総合的な教科書となっている。2017/12/13
毛々丸
0
漢字の造字法、音韻、字義のみならず漢字文化圏の漢字の状況や、位相に関しても詳説されてゐる。ところどころもう少しつまびらかにのべてほしいといふ部分があり(いままで独自に研究してきた部分で辛うじて例を補へた)。定價は3,000円と高めだが一読の價値十分にあり。2017/12/24
テッテレこだち
0
漢字学の専門的入門書。日本語ライブラリーではあるが、もう少し広く、いわゆるアジアの漢字文化圏における言語面での時間/空間的な広がりを意識して述べられた本。この手の本を読むのは久しぶりだったので時間がかかったが、概ねわかりやすくてよかった。音韻論の章だけは理解に音声学の基礎教養を要求している気がする。2024/04/22