目次
1 顔淵(顔回)
2 徳行にすぐれた弟子
3 冉有(冉求)
4 子路(仲由)
5 宰我(宰予)
6 子貢(端木賜)
7 子游(言偃)
8 子夏(卜商)
9 子張(〓孫師)
10 孔子の思想の伝承
著者等紹介
謡口明[ウタグチハジメ]
1943年鳥取県に生まれる。1968年東京教育大学大学院文学研究科中国古典学科修士課程修了。現在、文教大学名誉教授。全国漢文教育学会副会長。公益財団法人斯文会常務理事、一般社団法人漢字文化振興協会常務理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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CD
2
なんとなく名前を知っていただけの孔子の弟子たちについて詳しくなれます。人生訓みたいな内容は、この本には少な目なので注意。2022/04/15
式
1
吉川幸次郎・貝塚茂樹・桑原武夫のような近年の解説者の意見や感想、郭沫若・閻若璩・顧炎武など清以降の注釈を時々参照しているところが非常にありがたい。2021/01/27
tjZero
0
『論語』には、孔子とその弟子たちとの交流を伝えるエピソードが多い。本書は、その”弟子たち”にスポットを当てた副読本。映画やドラマなどでも、脇役たちに注目すると違った味わいが出るように、孔子の教えの数々がより立体的に浮かび上がる。本編『論語』のそっけない筆致の中に、弟子たちの個性豊かなきらめきが描き分けられていたのに気づかされる。P.142「弟子たちの叡智を探求することが『論語』を読み解く鍵をにぎっている」。本編読破を挫折した人にこそおススメしたい、すぐれたサブ・テキスト。2024/12/14