出版社内容情報
〔内容〕与謝野晶子は文法を知らなかったのか?/「言文一致体」は言文一致か?/『夢十夜』(漱石)は一つの文章か?/飛んだのはシャボン玉か?屋根か?/真に文を完結させるものはなにか?/日本語で一番短い文はなにか?/他
内容説明
本書は、現在の文法研究の依拠するフィールドが、国語教育と日本語教育にあることを自覚し、これらをよりよく融和させる試みの一つとして編まれている。
目次
与謝野晶子は文法を知らなかったのか?―意味・文法・語用
「言文一致体」は言文一致か?=小説・物語の文法=―文法
『夢十夜』(漱石)は一つの文章か?―語用作品論
飛んだのはシャボン玉か、屋根か?―語用文章論
真に文を終結させるものは何か?=「陳述単語観」について=―文論
日本語で一番短い文は何か?―文型論1、一語文
「私はキツネ。」に、留学生はなぜ驚いたのか?―文型論2、ウナギ文
日本語は語順が自由か?―文型論3、倒置文
日本語に主語はいらないのか?―文型論4、無主語文
受動文は、何のために、どのようにして作られ、何を表すのか?―文型論5、受動文〔ほか〕
著者等紹介
小池清治[コイケセイジ]
1941年東京都に生まれる。1971年東京教育大学大学院博士課程単位取得退学。1971年フェリス女学院大学専任講師。1976年宇都宮大学教育学部助教授。現在、宇都宮大学国際学部教授
赤羽根義章[アカバネヨシアキ]
1958年愛媛県に生まれる。1986年宇都宮大学大学院修士課程修了。1992年愛知教育大学専任講師。1996年宇都宮大学教育学部助教授。現在、宇都宮大学教育学部教授
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