出版社内容情報
全国方言分布調査(FPJD)の情報に基づく150図を収録した言語地図・方言地図集.
大西拓一郎[オオニシ タクイチロウ]
国立国語研究所
目次
語彙(動植物;食物・身体;道具・家屋;親族;動作 ほか)
音韻
文法(否定;過去・現在;命令・禁止・義務;形容詞;形式名詞・準体助詞 ほか)
著者等紹介
大西拓一郎[オオニシタクイチロウ]
1963年大阪府に生まれる。東北大学大学院文学研究科修了。現在、国立国語研究所・教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
壱萬参仟縁
30
図書館。ショートネタとして。よろしければ。https://youtube.com/shorts/XFrJ-wrt-Po?feature=share2021/12/25
bapaksejahtera
15
1966年公表調査 の改訂版。旧版は20世紀切替前後生地着きの話者を被験者とした。今回は1940年頃生でそろそろ亡くなる人が対象。それでも近代化の影響が強い。方言というと一般には語彙を認識するが、これにはメディアや近代化による共通語化があり単純化が目立ち、調査語彙その物が減少する。対して音韻や文法面の調査は面白いが、調査法は難しい。別途簡明な解説が必要だ。音節/拍方言の別を始め調査者の技量に依存するので、隔靴掻痒の感を受ける。webからエクセルでの調査結果が得られる。これを参照しつつ読むと本書は理解し易い2023/05/08
金監禾重
4
これまで重ねられてきた方言調査の新調査版なのだが、過去の調査についてまとまった説明がないのは非常に残念。各項目の文章ではところどころ、過去の調査結果との比較が記されている。分布範囲の変化は、当然標準語化の傾向はあるものの、意外にも方言範囲が移動・拡大することもあり単純ではない(調査のブレかもしれないが)。読む前は項目数を多く感じたが、いざ読んでみると物足りなく感じるほど楽しかった。言葉によって方言の分布が異なり、不思議。大きく東西で異なる方言も、境界線はそれぞれ異なる。2024/01/18
たか
4
彼岸花、ものもらい、黒板消し、カタツムリなど方言で定番の単語を始めさまざま表現の方言が分布図付きで説明されています。2017/09/02