目次
第1章 森は生きている:森林エコシステムの仕組み(森林エコシステムとは何か;森林に暮らす生きもの;森林の生きもののつながり;循環する森、移りゆく森)
第2章 森に守られる:森林と環境(森林と水;森林と土;森林と気候;森の健康)
第3章 森を育てる:サステナブルな森の活用(これまでの森林利用の歴史;現在の日本の森林;木材生産のためのつながり;森をめぐるつながり;森林を守り支える世界的な働き)
第4章 森とつながる:森林サービスの可能性(森への入り口;教育のための森林活用;森林レクリエーション;森林ツーリズム;森林の癒しの効果;五感で感じる森の恵み)
第5章 これからの森の可能性(森から生まれるエコマテリアル;森と共生する社会)
著者等紹介
太田祐子[オオタユウコ]
日本大学生物資源科学部
杉浦克明[スギウラカツアキ]
日本大学生物資源科学部
園原和夏[ソノハラワカ]
日本大学生物資源科学部
松倉君予[マツクラキミヨ]
日本大学生物資源科学部(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
あみやけ
37
昨年度は社会科で、今年度は理科で森林についての授業をし 興味がわいたので図書館の新着で見つけて読んでみました。まさに、森林は世の中の縮図で、地球環境を考える上で最適です。自然の偉大さを改めて感じました。森林学の本を読んでみたくなったし、森を歩きたくなりました。また、森林にかかわる活動やボランティアも面白そうです。木は日本の心ですね。とっても読みやすいし、多くの方に読んでいただきたいですが、図書館にも希少な本でしょうか?この本でビブリオバトルをやりたいくらいです😤2025/09/05
香菜子(かなこ・Kanako)
16
これからの森林学入門。太田 祐子先生、杉浦 克明先生、園原 和夏先生、松倉 君予先生の著書。森と森林と人類は切っても切れない関係。森と森林と人類は切っても切れない関係は太古の昔から続いてきたもの。森林保護なくして地球温暖化問題の解決はないし人類の未来もない。森と森林が人類にとってなくてはならないものであることが誰にでもわかりやすく理解できる良書。小学校や中学校にもぜひ置いてほしい一冊。2025/08/11
渡辺(読書/散歩)
6
教科書的に一冊まるごと森林学を解説した本。森林は気候変動、自然災害、エネルギー問題、生物多様性といった問題の解決・緩和の鍵となる。国土の7割が森林という森林大国の日本で、なぜ近年は上記の問題に苦しむのか。一部の動植物が過剰に繁殖すること、動物が人里におりてきてしまうこと、土砂災害や台風被害による冠水などの原因に触れながら、なぜ森林が大切であるか、なぜ今の森林がうまく機能していないのかが説明されている。 https://book-attic.com/forest2025/10/03
海星梨
4
第1章は知ってることばかりだったので、これまで読んできた本と知識は間違いではなかったと感じた。虫の菌嚢にまで言及されてるので、近年の知見もちゃんと反映されてるし、腐生植物の語は出さず菌従属栄養植物としてるし。一章は知ってることばかりで、三、四章は教科書的すぎる(教科書なんだけど)。二章が一番面白かったかな。グリーンインフラという言葉を知ったけど、実際調べてみたら、屋上緑化とかでうーんってなった。防潮堤とかは昔からあるわけで森林科学の知見でここまでできましたみたいな未来は感じない。2025/09/26
cochou
2
基本的なことが網羅されているうえに、最近の話題もたくさん紹介されていて基本書として役に立つ。2025/08/27