毒性学―生体・環境・生態系

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毒性学―生体・環境・生態系

  • 藤田 正一【編】
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  • サイズ B5判/ページ数 304p/高さ 27cm
  • 商品コード 9784254460223
  • NDC分類 491.59
  • Cコード C3061

出版社内容情報

国家試験出題基準の見直しでも重要視された毒性学の新テキスト。〔内容〕序論/生体毒性学(生体内動態,毒性物質と発現メカニズム,細胞・臓器毒性および機能毒性)/エコトキシコロジー/生体影響および環境影響評価法

【目次】
1. 毒性学概論
 1.1 歴史的背景
 1.2 用量―応答関係
 1.3 毒性物質の種類
   医薬品/食品中の人造化学物質/農薬/化学工業薬品/産業廃棄物/金属/環境汚染物質/天然毒/家庭用化学薬品/放射線・放射性物質/化学兵器
 1.4 化学物質の毒性区分
 1.5 暴露の種類
 1.6 毒性物質の動態
   毒性物質の生体内動態/毒性物質の環境中動態
 1.7 毒性の種類
   毒性試験項目による分類/標的サイトによる分類
 1.8 毒性発現機序
 1.9 薬毒物の相互作用
   薬理効果に基づく相互作用/薬物代謝酵素の関与する薬物相互作用
 1.10 毒性反応の支配要因
 1.11 毒性物質からの生体防御機構
   バリアーシステム/薬物代謝酵素系による解毒/メタロチオネイン/ラジカルスカベンジャー
2. 毒性物質の生体内動態
 2.1 吸収
   吸収様式/経口吸収/経皮吸収/吸入後の吸収
 2.2 吸収以外の侵入経路
   静脈内投与/腹腔内投与/筋肉内投与/皮下投与
 2.3 分布
   分布容積/組織分布を支配する要因/特殊なバリアー
 2.4 毒性物質の代謝反応の種類と反応機構
   薬物代謝の毒性学的意義/薬物代謝における肝臓の役割/初回通過代謝/薬物代謝酵素系の反応
 2.5 異物の代謝活性化に基づく毒性発現
   CYP依存の代謝的活性化による毒性,発癌性の発現/硫酸抱合による代謝的活性化/グルクロン酸抱合による代謝的活性化/グルタチオン抱合による代謝的活性化/アセチル化による代謝的活性化/代謝的活性化と求電子性
 2.6 異物の代謝に影響する因子と毒性発現
 2.7 薬物代謝酵素の誘導と阻害
   薬物代謝酵素の誘導/薬物代謝酵素の誘導が関わる薬物相互作用/
   薬物代謝酵素の誘導剤/薬物代謝酵素の阻害/代謝の阻害が関与する
   薬物相互作用/医薬品の代謝に関わる酵素の同定に使われるCYP活性阻害剤
 2.8 排泄
   尿中排泄/胆汁中排泄/その他の経路による排泄
 2.9 トキシコキネティックス
   コンパートメントモデル解析/分布容積/半減期/クリアランス/
   線形動態と非線形動態
3. 毒性物質と毒性発現のメカニズム
 3.1 医薬品
   医薬品の副作用の定義/医薬品毒性の分類/医薬品毒性の現状/
   国内におけるおもな薬害事件
 3.2 食品添加物
   食品添加物の1日の摂取量/食品添加物の毒性
 3.3 飼料添加物
   飼料添加抗生物質による成長促進の作用機序/飼料添加抗生物質による
   耐性菌出現の危険性/畜産物における抗生物質の残留/飼料添加抗生物質の
   家畜に対する毒性
 3.4 食品汚染物質
   食品中残留獣医薬/残留農薬/製造・保存・調理過程での食品汚染
 3.5 嗜好品
   アルコール類/タバコ/コーヒー,煎茶,紅茶,ココア
 3.6 環境汚染物質
   農薬/金属/工業薬品/産業廃棄物/家庭用化学物質
 3.7 天然物質
   動物性毒/植物性毒/細菌毒/菌類毒素
 3.8 紫外線,放射線
   紫外線/放射線
4. 細胞・臓器毒性および機能毒性
 4.1 細胞毒性
   細胞障害のメカニズム/障害に対する細胞の反応/細胞小器官にみられる病的変化
 4.2 肝毒性
   構造/機能/暴露過程/毒性発現のメカニズムと障害の表現型/
   肝機能と肝障害の評価
 4.3 腎毒性
   腎の構造と機能/腎が障害を受けやすい理由/糸球体濾過量(GFR)の
   低下メカニズム/腎障害の発生メカニズム/腎毒性の診断・治療
 4.4 呼吸器毒性
   鼻腔/肺
 4.5 脳・神経系毒性
 4.6 消化器毒性
 4.7 循環器毒性
   心臓毒性/血管毒性
 4.8 血液・造血器毒性
   血液の発生・分化および機能/血液および造血器毒性を示す化学物質
 4.9 免疫毒性
   免疫毒性の発現と機構/試験方法/免疫毒性作用を示す物質
 4.10 骨・軟骨組織毒性
   基本構造および生理/骨の変化と発生要因/評価方法
 4.11 皮膚毒性
   刺激性皮膚炎/アレルギー性接触皮膚炎/化学熱傷/光毒性皮膚炎/
   光アレルギー性接触皮膚炎/接触性麻疹/化学性ざ瘡/色素異常
 4.12 感覚器毒性
   視覚器毒性/聴覚器毒性/その他
 4.13 生殖毒性および生殖器毒性
   生殖毒性/生殖器
 4.14 内分泌毒性
   甲状腺/副腎皮質/性腺(生殖腺)
 4.15 催奇形性
   先天異常と先天奇形/催奇形因子
 4.16 発癌性
   発癌性物質の種類/癌原物質の代謝的活性化/発癌機構
 4.17 変異原性
5. 環境毒性学の基本概念
 5.1 はじめに
   環境汚染の歴史的背景/環境毒性学の成立ち
 5.2 生態系
   生態系と食物連鎖/生物濃縮/生物濃縮係数
 5.3 環境汚染物質
   大気汚染物質/水質汚染物質/土壌汚染物質/廃棄物/化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律(化審法)で規制されている物質/農薬取締法使用規制対象物質/内分泌攪乱化学物質
6. 化学物質の動態
 6.1 環境中の移動
 6.2 大気相での動態
 6.3 水相での動態
 6.4 土壌相での動態
7. 環境汚染物質の生態系への影響
 7.1 酸性雨
   酸性雨とは/酸性雨の現状
 7.2 オゾン層の破壊
   オゾン層とは/オゾン層破壊による影響
 7.3 地球温暖化
   地球温暖化とは/温暖化による影響
 7.4 鳥類の鉛中毒
 7.5 水生哺乳動物の癌と大量死
 7.6 魚食性鳥類の奇形発生
 7.7 生殖異常
   海産巻貝類のインポセックス/魚の生殖腺の発育不良,性成熟の遅延,
   ステロイド代謝能の変化/アリゲーターの繁殖能の低下と生殖器の異常/
   鳥類の卵殻薄化・多卵化/アザラシの妊娠率低下
8. 生体影響評価法
 8.1 医薬品における生体影響評価法
   非臨床試験/臨床試験
 8.2 毒性評価試験系
   試験系の確保と保持/SPFとバリアー動物/主要な試験系
 8.3 毒性試験における対照
 8.4 GLPによる信頼性保証と標準操作手順
 8.5 危険性の評価
   統計学的評価/生物学的有意差/NOELとNOAEL/毒性学的閾値と低濃度直線性/
   直線外挿法とプロビット外挿法/化学物質の許容濃度/リスク―利益アセスメント
 8.6 関連法規
   化学物質を規制する法規/環境関連法規/化学物質を規制する法規が要求する
   おもな安全性試験
 8.7 一般毒性試験法
   急性毒性試験法(単回投与毒性試験法)/短期毒性試験/長期毒性試験/回復試験 8.8 変異原性試験
   umu試験/復帰突然変異試験/哺乳類の培養細胞を用いる染色体異常試験/
   げっ歯類を用いる小核試験
 8.9 発癌性(癌原性)試験
   試験動物/被験薬の投与/発癌性の検索/発癌性試験の判定基準
 8.10 生殖発生毒性試験法
   受胎能および着床までの初期胚発生に関する試験/胚・胎児発生に関する試験/
   出生前および出生後の発生ならびに母動物の機能に関する試験/その他
 8.11 吸入毒性試験法
   試験での留意点/試験法/結果の判定法と評価
 8.12 経皮毒性試験
   急性経皮毒性試験/亜急性経皮毒性試験
 8.13 その他の特殊毒性試験
   局所刺激性試験/皮膚感作性試験/皮膚光感作性試験
9. 環境影響評価法
 9.1 化学物質による暴露・影響のバイオマーカー
   エステラーゼ/ポルフィリン・アミノレブリン酸デヒドラターゼ/
   シトクロムP450/甲状腺機能/レチノール/免疫機能/ヘモグロビン・DNA/
   ビテロゲニン
 9.2 化学物質の生態影響評価のための生物試験法に関して
   生態影響試験法と生態影響評価/複合汚染化学物質による生態影響評価
10. 文  献
11. 索  引

【編集者】
藤 田 正 一
【著者】
伊 原 敏 夫, 岩 田 久 人
池 田 正 浩, 小 田 美 光
大 森 正 士, 数 坂 昭 夫
金   恩 英, 暮 部   勝
小 林 晴 男, 佐 藤 秀 隆
下 田   実, 島 田   力
鈴 木 忠 彦, 関   あずさ
寺 岡 宏 樹, 天 間 恭 介
永 田 良 一, 中 村 和 市
畠 山 成 久, 平 賀 武 夫
藤 井 登志之, 藤 田 正 一
前 田   博
 

内容説明

「生体毒性学」と「環境毒性学」を網羅した「毒性学」の教科書。

目次

1 序論(毒性学概論)
2 生体毒性学(毒性物質の生体内動態;毒性物質と毒性発現のメカニズム ほか)
3 環境毒性学(環境毒性学の基本概念;化学物質の動態 ほか)
4 生体および環境への毒性影響の評価(生体影響評価法;環境影響評価法)