出版社内容情報
農芸化学の全体像を俯瞰し,将来の展望を含め,単に従来の農芸化学の集積ではなく,新しい考え方を十分取り入れ新しい切り口でまとめた。研究小史を各章の冒頭につけ,各項目の農芸化学における位置付けを初学者にもわかりやすく解説。〔内容〕生命科学/有機化学(生物活性物質の化学,生物有機化学における新しい展開)/食品科学/微生物科学/バイオテクノロジー(植物,動物バイオテクノロジー)/環境科学(微生物機能と環境科学,土壌肥料・農地生態系における環境科学)
内容説明
農芸化学は、伝統的に産業の発展に直結する研究を重視してきました。農産業をはじめ、発酵産業、食品産業、化学産業などの発展に大きく寄与し、人間の生活に密着した幾多の必需品の開発に貢献してきた。本書は、このような農芸化学の多岐にわたることがらをそれぞれ詳しく解説したものである。
目次
1 生命科学
2有機化学
3 食品科学
4 微生物科学
5 バイオテクノロジー
6 環境科学
著者等紹介
鈴木昭憲[スズキアキノリ]
1935年神奈川県に生まれる。1959年東京大学農学部卒業。現在、秋田県立大学学長。東京大学名誉教授。農学博士。1997‐1998年度日本農芸化学会会長
荒井綜一[アライソウイチ]
1935年神奈川県に生まれる。1959年東京大学農学部卒業。現在、東京農業大学応用生物科学部教授。東京大学名誉教授。農学博士。1999‐2000年度日本農芸化学会会長
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