出版社内容情報
好評の基本テキスト「土壌通論」の後継書〔内容〕構成/土壌鉱物/イオン交換/反応/土壌生態系/土壌有機物/酸化還元/構造/水分・空気/土壌生成/調査と分類/有効成分/土壌診断/肥沃度/水田土壌/畑土壌/環境汚染/土壌保全/他
内容説明
本書は、気鋭の教育研究者と、農業現場で困難な問題解決に経験豊富な研究指導者が協力して分担し、最新の土壌学の学問成果と課題を踏まえてわかりやすく書かれた実践的入門書である。
目次
土壌とはなにか
土壌の構成
土壌鉱物
陽イオンと陰イオンの交換と固定
土壌の反応
土壌生物
土壌有機物
土壌の酸化・還元
土壌の構造
土壌水・土壌空気〔ほか〕
著者等紹介
犬伏和之[イヌブシカズユキ]
1956年東京都に生まれる。1984年東京大学大学院農学研究科修了。現在、千葉大学園芸学部生物生産科学科教授、農学博士
安西徹郎[アンザイテツオ]
1948年千葉県に生まれる。1974年北海道大学農学部農学研究科修了。現在、千葉県農業総合研究センター生産環境部土壌環境研究室長、農学博士
梅宮善章[ウメミヤヨシアキ]
農業技術研究機構果樹研究所
後藤逸男[ゴトウイツオ]
東京農業大学応用生物科学部教授
妹尾啓史[セノオケイシ]
三重大学生物資源学部助教授
筒木潔[ツツキキヨシ]
帯広畜産大学畜産学部助教授
松中照夫[マツナカテルオ]
酪農学園大学酪農学部教授
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感想・レビュー
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ジュール リブレ
9
東日本大震災を受けてのCs(セシウム)や、塩害、どのように乗り越えていくのか、というときに、やはり基礎科学かな、と。このあたり、日本の基礎科学は地味ながら丁寧に仕事してますね。2011/12/10
鈴木慈
1
農業用地としての土壌のことをもっと知りたいと思い購入した一冊。少し化学的な要素が多いものの、三大要素の土壌中の動きや土壌ごとの性質、農業利用における土壌の注意点などは一通り網羅されていて、得るものは多かった。ただ、普通に農業をする分にはここまでの知識は必要ではないが、科学的に農業を見ていきたい人にはおススメ。2012/04/06