出版社内容情報
水-電解質代謝および栄養の是正を行う輸液療法は,生命維持の基本であり,すべての診療科目において必要不可欠である。本書は,研修医,若手勤務医,一般臨床医のために,基本的実際的な内容を各科第一線の専門医が最新の知見により解説
内容説明
今までの成書では、それぞれの専門領域での輸液の種類、方法、量などが述べられていることが多く、その根拠や理論の詳細にふれていることは少ない。また、逆に輸液に関する専門書では、理論は詳細に述べられているが実際の応用についての記載が乏しい。そんな中で、本書の第1部では輸液に必要な基礎的事項を各執筆者に記載してもらい、第2部では「症例から学ぶ輸液療法の実際」として、各診療科の第一人者に代表的な症例を選択していただき、輸液の実際と経過とを示していただいた。
目次
1 輸液のための基礎知識(水・電解質代謝とその異常;酸塩基平衡調節とその異常;水・電解質異常と補正法;酸塩基平衡異常の解釈のしかた;輸液のモニタリング法 ほか)
2 症例から学ぶ輸液療法の実際(救急部;循環器内科;呼吸器内科;腎臓内科;消化器内科 ほか)
著者等紹介
浅野泰[アサノヤスシ]
1939年千葉県に生まれる。1965年東京医科歯科大学医学部卒業。自治医科大学教授を経て現在、自治医科大学客員教授。猿島赤十字病院院長。医学博士
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