内容説明
本書は包絡分析法(data envelopment analysis;DEA)の発展における一つの到達点を表している。本書は、基本的なDEAモデルに関する総括と比較を行った初めての参考書である。ここでは数学的、図表的扱いの統一化に留意ており、また、重要と思われるモデルの拡張も含んでいる。さらにDEAとパラメトリックな方法との結合も含めてDEA分析を実際に進める過程を扱っている最初の本である。
目次
1 概念、モデル、計算(序論;基本DEAモデル;DEAモデルの拡張;DEAの計算的側面;DEA用ソフトウェア)
2 新しい応用例(米国航空業界における経営戦略が効率性に与える影響の評価;病院の技術的効率性と配分効率性の分析;競争的炭酸飲料業界におけるマーケット・セグメントとブランドの効率性に関する多期間分析;医師間の効率性の違いを分析する:ある病院へのDEAの適用;高速道路の保守パトロールの相対的効率性の測定と監視モニタリング ほか)
著者等紹介
Cooper,William W.[COOPER,WILLIAM W.]
テキサス大学
Lewin,Arie Y.[LEWIN,ARIE Y.]
デューク大学
Seiford,Lawrence M.[SEIFORD,LAWRENCE M.]
マサチューセッツ大学
刀根薫[トネカオル]
1931年福岡県に生まれる。1953年東京大学理学部数学科卒業。政策研究大学院大学教授。工学博士
上田徹[ウエダトオル]
1946年福井県に生まれる。1971年京都大学大学院工学研究科修士課程修了。成蹊大学工学部経営工学科教授。工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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