目次
第1章 ランドスケープとは何か(ランドスケープの学際性;ランドスケープの定義;ランドスケープを支える人々のビジョン)
第2章 ランドスケープの特性と知覚(ランドスケープの時代特性;ランドスケープの分析把握;ランドスケープの評価)
第3章 風景計画(ランドスケープ・プラン―広域の風景計画;アーバン・ランドスケープ・プラン―都市の風景計画;歴史的ランドスケープの評価と危機)
第4章 都市デザイン(パブリックスペースの再生;中心商業地区の都市再生;工業地区の都市再生;住宅地の都市デザイン)
第5章 ランドスケープのための制度と課題(保存の仕組み;形成の仕組み;ランドスケープ・マネジメントの課題)
著者等紹介
宮脇勝[ミヤワキマサル]
1966年北海道に生まれる。1995年東京大学大学院工学系研究科都市工学専攻博士課程修了。現在、千葉大学大学院工学研究科建築・都市科学専攻准教授。博士(工学)。計画に『柏の葉キャンパス駅周辺のアーバンデザイン』『柏市景観計画』など。2004年国土交通大臣賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Noy_nak13
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ランドスケープについて体系的な整理をされている本。ランドスケープとは何かと言ったことから、現在の制度や課題までが書かれている。欧州の事例や筆者が関わった研究・計画・デザインなども紹介されている。2014/04/12
ほーらん
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ルールとかそっちの面が強くて理論や具体例はそこまでなかった。2021/05/10
藤井真
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ランドスケープの学際性、制度論、研究動向をまとめた一冊。ヤコブのP(ランドスケープ)=S(主体、人間)+N(自然)と定義式を示した部分をみて、ランドスケープの日本語は近代造園、風景ではなく、学問としては情景工学とするのがもっともらしいと感じた。ランドスケープの良いところは先人が感じたことを現代人も感じられるところにあると考えさせてくれた本だった。2018/05/14