内容説明
システムの性質を解析する分野と、そのために必要となるモデリング・シミュレーション手法の分野に関する書。システム工学の3本柱(模擬、評価、最適化)のうち、主に模擬に関する内容で構成されている。化学工学の重要な対象である化学プロセスのシステム解析の方法論と、プロセス強化へ展開するための具体的応用方法について、主に大学院生向けに説明している。
目次
1 システムテムの基礎(システムとプロセスシステム;プロセスシステムの解析と合成 ほか)
2 システム解析の基礎的手法(連続モデルと離散モデル;定量モデルと定性モデル ほか)
3 動的複雑システムの構成論的解析方法と応用(大規模複雑システムの取扱い指針;マルチスケールモデリング・シミュレーション ほか)
4 複雑システム解析の展開(大量データからの情報抽出;経験的ネットワークモデリング ほか)
5 プロセス強化への展開(工学設計の公理;本質安全設計の考え方 ほか)
著者等紹介
黒田千秋[クロダチアキ]
1948年東京都に生まれる。1978年東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻博士課程修了。1986年東京工業大学資源化学研究所助教授。1995年東京工業大学理工学国際交流センター教授。1999年東京工業大学大学院理工学研究科化学工学専攻教授、工学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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