内容説明
第2巻では個別の研究分野(discipline:ディシプソン)に根ざした地球環境研究の方法論を概説する。「水平型」共同研究に立脚し、地球環境研究を対象別に分け、研究手法を簡潔にわかりやすく解説した。第7章では、個々のディシプリンごとに分散しがちなデータをいかに統合し、可視化(視覚化)するかの方法論を紹介する。
目次
1章 大気をはかる(フラックス観測;エアロゾル観測 ほか)
2章 水をはかる(流体試料(ガス・溶液)分析法
アイスコア分析法 ほか)
3章 大地をはかる(リモートセンシングを用いたDEM作成;測量・グランドトゥルース ほか)
第4章 生物をはかる(小型記録計を用いた海棲哺乳類の行動計測について;生業復元のための植物遺存体分析 ほか)
5章 人間をはかる(身体・栄養;人口規模、人口再生産・移動 ほか)
6章 文化を読みとく(絵画資料から文化史を読みとく;史料の読みとき方 ほか)
7章 データ統合と可視化(時間情報システム;空間統合ツール―GISの利用方法 ほか)