出版社内容情報
科学的理論・技術の発展に伴い変貌し,多様化した古生物学を平易に解説。〔内容〕古生物学の研究・略史/分類学の原理・方法/モネラ界/原生生物界/海綿動物門/古杯動物門/刺胞動物門/腕足動物門/軟体動物門/節足動物門/他
【目次】
1. 総説
1.1 古生物の研究
1.1.1 古生物学とは
1.1.2 近年の古生物学の発展
1.1.3 古生物学の将来
1.2 古生物学の略史
1.2.1 進化論以前の博物学
1.2.2 進化論以後―総合説以前の進化生物学・古生物学
1.2.3 総合説以後の進化生物学・古生物学
1.2.4 日本の古生物学
1.3 古生物の分類
1.3.1 現代分類学の動向
1.3.2 古生物のミクロ分類
1.3.3 古生物のマクロ分類
1.3.4 化石生物の命名と記載
1.4 系統分類学の原理と方法
2. 主要な分類群の解説
2.1 モネラ界
2.2 原生生物界
2.2.1 有孔虫類
2.2.2 放散虫類
2.2.3 渦鞭毛藻類
2.3 海綿動物門
2.4 古杯動物門
2.5 刺胞動物門
2.6 腕足動物
2.7 軟体動物門
2.7.1 頭足綱
2.7.2 二枚貝綱
2.7.3 腹足網
2.8 節足動物門
2.8.1 甲殻類
2.8.2 介形虫類
2.8.3 蔓脚類
2.9 棘皮動物門
2.10 コノドント動物
2.11 脊椎動物
2.11.1 魚類
2.11.2 両生類・爬虫類・鳥類
2.11.3 哺乳類
2.12 シダ植物門
2.13 裸子植物門
2.14 被子植物門
3. 索 引
【編集者】
速 水 格, 森 啓
【著者】
井 龍 康 文, 池 谷 仙 之
上 野 輝 彌, 植 村 和 彦
遠 藤 一 佳, 大 路 樹 生
北 里 洋, 小 池 敏 夫
佐々木 猛 智, 棚 部 一 成
冨 田 幸 光, 西 田 治 文
速 水 格, 松 岡 篤
松 岡 數 充, 松 隈 明 彦
真 鍋 真, 三 中 信 宏
森 啓, 山 口 寿 之
内容説明
本書では、「古生物の科学」全体の序説として、この学問の意義、対象、近年の動向、役割と魅力、関連分野を含めた研究の略史を述べるとともに、古生物全体に通じる分類と命名記載のあり方、系統復元の方法などを論じる。続いて化石に保存されやすい主要な分類群について概説する。この分類群概説は、単に従来のテキストの分類各論を縮小するのではなく、各分類群がどのような生物であるか、重要な特徴は何か、また各分類群について現在どのような問題が論じられているかがわかるよう配慮している。
目次
1 総説(古生物の研究;古生物学の略史;古生物の分類;系統分類学の原理と方法)
2 主要な分類群の解説(モネラ界;原生生物界;海綿動物門;古杯動物門;刺胞動物門;腕足動物 ほか)