出版社内容情報
軟体動物,甲殻類,昆虫をはじめとする無脊椎動物化石など約600点を掲載したカラー写真集。
目次
植物(藻類;シダ種子類とソテツ類;イチョウ類と針葉樹(球果)類
偽化石:忍ぶ石)
動物(無脊椎動物(海綿動物;腔腸動物;触手動物;軟体動物;蠕虫類;甲殻類;昆虫類;棘皮動物;半索動物))
著者等紹介
小畠郁生[オバタイクオ]
1929年福岡県に生まれる。1956年九州大学大学院(理学研究科)博士課程中退。国立科学博物館地学研究部長、大阪学院大学国際学部教授を経て、国立科学博物館名誉館員・理学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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ビリー
2
絶滅した植物のことを知りたくて借りてみた。ゾルンホーフェンというのはドイツ南部の小さな村だそうだが、化石の研究者や収集家にとってはヨーロッパでも有数の貴重な産地らしい。細かな石灰岩が堆積した、塩分濃度の濃い潟湖で、脊椎動物だけではなく植物や昆虫、はては驚くべきことにクラゲのような柔らかい組織の生き物まで化石となって見つかるとのこと!時代はジュラ紀の後期。 古生物の本ではなくあくまでも化石の本なので生態などは載っていないが、研究者の主観を排除して外見的な事実に絞った客観的な本だと言えると思う。2013/03/02