出版社内容情報
繊維や樹脂などの高分子も最近では新しい機能性材料として注目を集めている。材料分野で中心的役割を果たす高分子化学について理論から応用までを平易に記述。〔内容〕高分子とは／合成／反応／構造と物性／応用（光機能材料・医用材料等）
【目次】
1. 高分子の概要
1.1 高分子の沿革
1.2 高分子の特性
1.3 高分子の分類
2. 合成高分子の生成
2.1 高分子合成の概要
2.2 ラジカル重合
2.3 イオン重合
2.4 開環重合
2.5 逐次重合
3. 高分子の反応
3.1 高分子の反応とは
3.2 崩 壊
3.3 解重合
3.4 等重合度高分子反応
3.5 橋かけ
3.6 グラフト重合
4. 高分子の構造
4.1 一次構造
4.2 二次構造
4.3 三次構造・高次構造
5. 高分子溶液の性質
5.1 高分子鎖の統計的性質
5.2 高分子溶液の熱力学
5.3 希薄溶液物性と分子量
5.4 高分子溶液の粘性理論
6. 高分子の力学的性質
6.1 高分子の粘弾性
6.2 高分子固体の力学
6.3 ゴム弾性
6.4 ゲル化とパーコレーション理論
7. 高分子の応用
7.1 分離機能材料
7.2 触媒機能材料
7.3 電気・電子機能材料
7.4 光機能材料
7.5 その他の機能
8. 参考文献
9. 問題略解
10. 索 引
【シリーズ代表】
山 田 和 俊
【著者】
阿久津 文 彦， 甘 利 武 司
斎 藤 恭 一， 杉 田 和 之
成 智 聖 司， 中 平 隆 幸
内容説明
高分子化学は基礎から応用まで非常に広い範囲にわたっている。高分子の生成反応、高分子反応、構造解析、高分子の溶液および固体での性質、力学的性質、さらに新しい機能材料や情報記録材料などの応用までを限られた時間で学習し、全体を把握することは容易ではない。そこで、本書はこれらの内容を簡潔にまとめ、わかりやすく解説したものである。
目次
１ 高分子の概要
２ 合成高分子の生成
３ 高分子の反応
４ 高分子の構造
５ 高分子溶液の性質
６ 高分子の力学的性質
７ 高分子の応用
