出版社内容情報
21世紀の化学の世界に進む読者がその全体像をつかむため京大のリレー講義をもとに再構成した意欲的指針書。〔内容〕化学とは何か/化学と量子論/光で探る分子の挙動/生命を分子の働きとしてみる/地球温暖化と化学/20世紀の化学と今後
内容説明
本書は、化学の分野に分け入る際の有用な地図であり道標になることを願って、各分野の先端で活躍している研究者が執筆したものである。理論化学・物理化学・無機化学・有機化学・生物化学などの分野での、最先端の発展の様子と、それらを理解するための基礎概念を、できるだけやさしく書き上げた。
目次
化学という分野
化学と量子論
光で探る分子の挙動―星間空間の分子
電波で探る分子の性質―NMR
表面―もう一つの物質相
高温超伝導体を合成する―無機固体化学の広がり
有機導電体・超伝導体
有機化学と電子移動
有機合成の最前線―触媒的不斉合成
立体構造が解き明かす生体高分子のはたらき
地球温暖化と科学
20世紀の化学とこれから
著者等紹介
広田襄[ヒロタノボル]
1936年京都府に生まれる。1963年ワシントン大学文理学部大学院修了。現在、京都大学名誉教授。ph.D
梶本興亜[カジモトオキツグ]
1942年大阪府に生まれる。1965年京都大学大学院工学研究科合成化学専攻修了。現在、京都大学大学院理学研究科化学専攻教授。工学博士
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