物理学大事典

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  • サイズ A4判/ページ数 878p/高さ 28cm
  • 商品コード 9784254130942
  • NDC分類 420.36
  • Cコード C3542

出版社内容情報

物理学の基礎から最先端までを視野に,日本の関連研究者の総力をあげて1冊の本として体系的解説をなした金字塔。21世紀における現代物理学の課題と情報・エネルギーなど他領域への関連も含めて歴史的展開を追いながら明快に提起。〔内容〕力学/電磁気学/量子力学/熱・統計力学/連続体力学/相対性理論/場の理論/素粒子/原子核/原子・分子/固体/凝縮系/相転移/量子光学/高分子/流体・プラズマ/宇宙/非線形/情報と計算物理/生命/物質/エネルギーと環境

【序文より抜粋】
 物理学は,現在の科学技術すべての基盤となっている.力学,電磁気学,流体力学,熱・統計力学に加え,20世紀前半には相対性理論と量子力学の2大革命が起き,それによって科学技術はさらに大きく発展した.近年では,これまでの数学,化学,工学ばかりでなく,生命科学,情報科学,経済学,そして,社会学,心理学,教育学などの社会・人文科学にまで,あるいは,エネルギーや環境へも,物理学の緊密な関係分野は拡大している.本書「物理学大事典」は,そのような広大な物理学を体系的に把握することを目的とする.基礎的物理課題から最新の発展までを統一的に解説することによって,その学問分野の視点を明らかにする.そして,それらが物理学全体のなかでどのように位置づけられるか,あるいは,どのように他分野と関連しているかを知ることができるように努めた.
 本書は,I. 基礎,II. 発展,III. 展開,の3部から構成されている.基礎編は,大学教養課程の教科書として使用できるレベルに設定してある.発展編と展開編では,理学系・工学系の学部・大学院生,物理学の教育・研究者,そして,関連諸分野の研究・教育者,技術者の方々が現在の物理学を把握できるように配慮した.このように,物理学を知りたいと思うすべての方々が利用可能であると確信している.  

【執筆者】[執筆順]
吉岡大二郎(東京大学)
伊東敏雄(電気通信大学)
日笠健一(東北大学)
岡部 豊(首都大学東京)
佐野 理(東京農工大学)
小玉英雄(京都大学)
佐々木 隆(京都大学)
太田信義(大阪大学)
松井哲男(東京大学)
山本 智(東京大学)
押山 淳(筑波大学)
長谷川修司(東京大学)
石井 靖(中央大学)
長岡洋介(京都大学名誉教授・名古屋大学名誉教授)
高橋 實(東京大学)
鈴木増雄(東京理科大学)
高山 一(東京大学)  
川上則雄(大阪大学)
平野琢也(学習院大学)
川勝年洋(東北大学)
高部英明(大阪大学)
江里口良治(東京大学)
首藤 啓(首都大学東京)
太田隆夫(京都大学)
国場敦夫(東京大学)
甲斐昌一(九州大学)
高安秀樹(㈱ソニーコンピュータサイエンス研究所)
松本啓史(国立情報学研究所)
小柳義夫(東京大学)
細谷暁夫(東京工業大学)
大矢雅則(東京理科大学)
篠本 滋(京都大学)
樺島祥介(東京工業大学)
巖佐 庸(九州大学)
徳永万喜洋(国立遺伝学研究所・理化学研究所)
上田和夫(東京大学)
谷垣勝己(東北大学)
齋藤理一郎(東北大学)
樽茶清悟(東京大学)
石黒武彦(同志社大学・京都大学名誉教授)
藤井直之(名古屋大学)
齊藤 忠(東京農工大学)
内田裕久(東海大学)
内田晴久(東海大学)
中沢正治(東京大学)

【内容目次】

Ⅰ.基 礎

1. 力 学     吉岡大二郎
 [歴史と意義]
 1.1 運動の記述

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