内容説明
本書では、スキャナーデータの分析で使われる手法を説明し、いくつかの例に基づいてマーケティング上どのような発見があり、どういう知見が得られるかを紹介する。
目次
1 POSデータと市場予測(POSシステム普及の歴史とその活用分野)
2 POSデータの分析(クロスセクショナル分析;ダイナミクスの分析:時系列予測モデル;時系列―クロスセクショナル分析)
3 スキャン・パネルデータの分析(パネルデータを使った実務における分析;購買モデル;ブランド選択モデル ほか)
著者等紹介
阿部誠[アベマコト]
1961年東京都に生まれる。1991年マサチューセッツ工科大学オペレーションズ・リサーチ学科博士課程修了。東京大学大学院経済学研究科・経済学部教授
近藤文代[コンドウフミヨ]
1956年富山県に生まれる。1998年総合研究大学院大学数理物質科学研究科博士課程修了。住友ビジネスコンサルティング(株)(1983‐1985)、日本エー・シー・ニールセン(株)(1985‐1995)を経て、筑波大学大学院システム情報工学研究科講師・学術博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Józef Klemens Piłsudski
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マルチコを多重相関って言う人初めて見た(後の章ではふつうに多重共線性と訳されている)。マーケティングにおけるモデリングの仮説の立て方について示唆を得たかったのだが、ARIMAとかロジットとか基本的な統計モデリングの技術の話に話題がばらけているので少し残念。既に実績のある回帰モデルについても、どうやってその説明変数を使うと良いと導出したのかを知りたかった。2017/06/23
ちる
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広く浅いですが、マーケティングで実際に使えそうな内容が多くて良書でした。結構古い本ですが、Pythonなどで再現すれば今でも十分通用する内容だと思います。