内容説明
明らかにされる統計学の危機的状況―新しい方法論で統計分析の沃野を拓け!
目次
第1部 瀕死の統計学(「統計学に有意」は必要条件にしか過ぎない―学述的価値に連動しない査読の基準;神の見えざる手―有意でも無意味な論文で学術誌は満載される;前門の虎・後門の狼―nは、根拠を示して予め定めねばならない;ゾンビ問題―「事前に決めた」という事実を、事後、永久に保証するのか)
第2部 統計学を救え!(ベイズの定理・「研究仮説が正しい確率」―比率の推測を例に;結論の言葉に真心を込めて―独立した2群の差の推測を例に)
第3部 教育そして悪意(セリグマンの犬―対応ある2群の差の推測を例に;改ざんと隠ぺい―黒洞洞たる闇の広がり)
著者等紹介
豊田秀樹[トヨダヒデキ]
1961年東京都に生まれる。1989年東京大学大学院教育学研究科博士課程修了(教育学博士)。現在、早稲田大学文学学術院教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。