講座 数学の考え方〈13〉ルベーグ積分と関数解析

講座 数学の考え方〈13〉ルベーグ積分と関数解析

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 267p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784254115932
  • NDC分類 410.8
  • Cコード C3341

出版社内容情報

前半では「測度と積分」についてその必要性が実感できるように配慮して解説。後半では関数解析の基礎を説明しながら,フーリエ解析,積分作用素論,偏微分方程式論の話題を多数例示して現代解析学との関連も理解できるよう工夫した。

内容説明

「測度と積分」は調和解析、偏微分方程式、確率論や大域解析学などの解析学はもちろんのこと、およそ現代数学を学ぼうとするものにとって欠くことのできない基礎知識である。関数解析はこれら伝統的な解析学の問題を「関数を要素とする空間」とそのような空間のあいだの写像に関する問題と考え、これらに通常の数学の手法を適用して問題を解決しようとする方法である。関数解析における「関数を要素とする空間」の多くはルベーグ積分を用いて定義され、関数解析はルベーグ積分が活躍する舞台の一つである。本書はルベーグ積分の基本事項とそれに続く関数解析の初歩を学ぶための教科書で、2001、2002年の夏学期の東京大学理学部3年生に対する「測度と積分」、および2000年の4年生・大学院初年生に対する「関数解析学」の講義のために用意した二つのノートをもとにして書かれたものである。

目次

ルベーグ積分の考え方
一次元ルベーグ測度
ルベーグ可測関数
ルベーグ積分
微分と積分の関係
ルベーグ積分の抽象論
測度空間の構成と拡張定理
符号付き測度
ノルム空間とバナッハ空間
ルベーグ空間とソボレフ空間
ヒルベルト空間
双対空間
ハーン・バナッハの定理・弱位相
フーリエ変換
非有界作用素
レゾルベントとスペクトル
コンパクト作用素とそのスペクトル

著者等紹介

谷島賢二[ヤジマケンジ]
1948年茨城県に生まれる。1973年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。現在、東京大学大学院数理科学研究科教授・理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

0
非常に良かった。このシリーズは関数解析学2の参考書なので借りたため、13巻しか読んでいないが説明が非常にわかりやすかった。定理や空間がなぜ必要なのかやどのような時に用いるのかなどについて書かれているため、論文に繋がりやすいと感じた。レベルは解析学7の少し先を行っている感じである。値段が4500円と高いのが難点である。シリーズでまとめて買いたいところだが値段のせいでもう一歩踏み出せない。1の解析と12の群と13のルベーグと関数解析くらいはほしいところである。2014/10/21

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/624321
  • ご注意事項

最近チェックした商品