出版社内容情報
2次の行列と行列式の丁寧な説明から始めて,3次,n次とレベルが上がるたびに説明を繰り返すスパイラル方式を採り,抽象ベクトル空間に至る一般論を学習者の心理を考えながら展開する。理解を深めるため興味深い応用例を多数取り上げた
内容説明
本書は大学1、2年生が行列、ベクトル、行列式を学ぶときの教科書/学習書として書かれた。まず2次の行列と行列式についてなるべく丁寧に説明し、平面図形の研究において、行列、ベクトル、行列式がいかに役だつかを示した。次に3次の行列式を導入して、線形代数で使われる諸計算を行い、その応用として、空間の図形を研究し行列と行列式の基礎が十分学べるようにした。
目次
1 準備編:行列とベクトル
2 2次行列式
3 2次行列への応用
4 平面図形への応用
5 3次行列式
6 3次行列への応用
7 空間図形への応用
8 順列・置換・対称式
9 n次行列式とその行列への応用
10 ベクトル空間と線形写像
11 行列の応用
著者等紹介
飯高茂[イイタカシゲル]
1942年千葉県に生まれる。1967年東京大学大学院理学系研究科修士課程修了。現在、学習院大学理学部教授・理学博士
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