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内容説明
遊牧民から踊り子まで、複雑な民族構成とカースト制の歴史が紡いだインド文明特有の多彩な装飾文化をみる。インド亜大陸の周縁部にあって独特の衣装や装飾品を身にまとい暮らす少数民族を収めた写真集。
著者等紹介
井上耕一[イノウエコウイチ]
1971~2003桑沢デザイン研究所にて教職。1979~1990壁装材料協会・季刊誌『in』、『WACOA』の企画・編集。2009写真集『身体装飾の現在(1)人類発祥の地にいま生きる人々―アフリカ大地溝帯エチオピア南西部』(朝倉書店)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヴェネツィア
254
この巻はインド文明圏。身体装飾という点では前回のアフリカ篇に比べれば地味かと思う。身体への加工は、鼻ピアスと大きなイヤリング(場合によっては何個も)くらい。入れ墨の習慣は少なく、アルナチャルプラデシュ州のアパタニ族の人たちくらいである。ただし、ここの女性たちは、顔への入れ墨はもちろん、両方の鼻翼に穴を開け、10円玉大の木片をはめ込んでいる。民族的にはチベット系のように見える。また、この巻で思いを新たにしたのはインドは広いということ。オリッサ州のボンダ族の人々の写真などは、アフリカにしか見えないのである。2024/08/02