出版社内容情報
人類の最も優れた発明品にして人間の思考の最も普遍的な表現・伝達手段「紙」。その全貌を集大成した本邦初の事典。魅力的なコラムを多数収載。〔内容〕歴史(パピルスから現代まで・紙以前の書写材料他)/文化(写経・平安文学・日本建築・木版画・文化財修復・ホビークラフト他)/科学と技術(洋紙・和紙・非木材紙・機能紙他)/流通(大量生産型・少量生産型)/環境問題(パルプ・古紙他)/未来(アート・和紙・製紙他)/資料編(年表・分類・規格他)/コラム(世界一薄い紙・聖書と紙他)
目次
第1章 はじめに
第2章 紙の歴史
第3章 紙の文化
第4章 紙の科学と技術
第5章 紙・板紙の流通
第6章 紙をめぐる環境問題
第7章 紙の将来
第8章 紙のデータ集
おわりに―「紙の文化学」の提案
著者等紹介
尾鍋史彦[オナベフミヒコ]
1941年滋賀県に生まれる。1969年東京大学大学院農学研究科修士課程(林産学)修了。McGill大学(Montreal)留学。1980年Centre Technique du Papier研究員。1992年東京大学教授(製紙科学)。2001年日本・紙アカデミー会長。東京大学名誉教授、日本印刷学会会長、日本・紙アカデミー顧問。農学博士
伊部京子[イベキョウコ]
1941年愛知県に生まれる。1967年京都工芸繊維大学大学院修士課程修了。現在、和紙造形作家、シオン代表、京都工芸繊維大学、経営評議会委員。工学修士
松倉紀男[マツクラモトオ]
1943年富山県に生まれる。1971年北海道大学大学院農学研究科博士課程(林産学)修了。十條製紙入社。現在、日本紙パルプ研究所所長。農学博士
丸尾敏雄[マルオトシオ]
1936年熊本県に生まれる。1961年九州大学理学部化学科卒業。日本パルプ工業入社。現在、紙の博物館学芸部長、日本・紙アカデミー理事(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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