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出版社内容情報
違法なAIで客を洗脳していたとして摘発されたキャバクラ店の常連だった朝倉君の〝ガチ恋〟、ロボットによる犯罪者更生・支援プログラム、ヒューマノイドの心臓を移植したヒトの将来、ペットロボットの存在意義…。〝AI〟を巡る〝愛〟の物語、全5篇収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
コリエル
7
AIによる思想矯正や誘導というエピソードが多いが、これはなにも未来のことでなく現実なので、身近に感じて興味深い。GoogleやAmazonなど各種サイトがビッグデータの集積と、各サイトの運営指針によって見せたいページ、見せたい商品を選択的に示してユーザーの行動をある程度コントロールしているのが現代である。こうした傾向が加速し、AIによるライフサポート機能が高まっていけば、人生のかなりの部分はAIやそれを提供する側の人間の恣意で決定されるようになっていく。便利さと制約の交換については常に自覚していくべきか。2022/07/08
毎日が日曜日
6
★★★★2022/07/10
Yappy!
4
最初のシリーズにつながる話が二つ入ってますね・・・ というか全部が繋がるけれど、AIの活用が最も安定している時期がこのシリーズなんだろうな。そしてこの裏側で着々と進む闇の世界の拡大が、最初のシリーズへとつながる・・。 霊的なものはほとんど心理的なもの・・・AIだろうが機械だろうが、情がうつった後がどうなのか、人は目の前だけしか考えられず、人と自分は違うと考えて、引き裂かれるか取り込まれるか。適度に付き合うって難しい。でもやってみて失敗すればいいのさとも。2022/07/17
こぼこぼ
3
この巻では17話、19話が特に印象に残った。そして舞台は過去作で度々言及された「ナイル社」の特区へ。須堂は何を感じるのか?2022/07/14
かなっち
2
〝AI〟を巡る〝愛〟の物語、全5篇を収録した第4巻。ロボットによる犯罪者更生支援プログラム、ヒューマノイドの心臓を移植したヒトの将来、ペットロボットの存在意義…。どのエピソードも倫理観を考えさせられたり、自分だったらどうするかと想像したり。まるっきりの絵空事とは思えないリアルさもあって、ドキドキしながら最後まで楽しめました。特に犯罪者への更生エピソードでは、思う以上の恐ろしい結末に、今まで賛成派だった身として考えを改めたのです。便利な未来が、必ずしも良いとは限らない…と。2024/08/27