- ホーム
- > 和書
- > コミック
- > 少女(中高生・一般)
- > 秋田書店 プリンセスC
出版社内容情報
王として君臨するリチャードに、玉座を狙うリッチモンドの魔の手が忍び寄り、息子の〝不義の子〟の噂で宮殿は持ちきりに。また、リチャードの妊娠の可能性も浮上し、バッキンガムとリチャードは〝子ども〟の扱いで揉めることに。
ヨークに到着したリチャードは、家族やヨークの人々に歓迎される中で、父と自分を重ねつつ改めて王であろうと決意する。ヨークにバッキンガムが現れることはなく、代わりに彼からの最後通告を受け取ることに。玉座を取るか、半身を取るか、選べないリチャード。だが、苦悶している間に、いよいよ反乱が起こってしまう。リチャードは王としての対処を求められ、バッキンガム討伐の覚悟を決める。複雑な思いを胸に、リチャードはバッキンガムと剣を交えることになるのだった……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
雪紫
58
電子書籍にて読了。リチャードが信じる自身の幸せになれる道と、読者(やバッキンガム)が思うリチャードの幸せになれる道は決定的に食い違うことは明らかだったのに、止まることが出来なかった。王冠を求めれば幸せになれる・・・そんなことはなかった。あまりにも失うのが多過ぎた。あの処刑と病気は・・・あまりにも辛い。エドワードとケイツビーだけが救いだ。2022/04/03
星落秋風五丈原
26
ああちょうどアニメと前後して完結する感じですね。魔女ジェーンが優しいなぁ。バッキンガムの最期に涙。アンも去りエリザベスが戻ってくる。なんかもうこの巻だけで涙。2021/12/16
arianrhod
6
テレビアニメするのかー、全部するのかな?楽しみです。シェイクスピアのリチャード三世もなぜそうなったのか、ふわふわしたところがあるので、そこらへんを縫ってアレンジしてますよね。漫画といってしまえばそうだけど菅野ワールドとしてシェイクスピアに負けてないと思います。シェイクスピアにくそみそに描かれたリチャード三世ですが、実際にはそれほどひどい王ではなかったらしいです。発見された頭蓋骨にたくさんの穴があり、壮絶な最後だったのは間違いないですね。英国の王の歴史は本当に仁義なき戦いだと思いました。2021/12/25
葉鳥
5
そうなんだよな、半身を失ったのはリチャードなんだよな…。続いて病気によってアンまでも。最後まで見届けるのが辛い。2022/06/10
もだんたいむす
5
えっ、地獄じゃん。このまま地獄へ向けて一直線?子供は流したんだろうな。2022/01/13