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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
瀧ながれ
17
この芭蕉さんは若いですな。神霊の姿を見る芭蕉が、なんらかの目的を持つ曽良をお供に「おくのほそみち」の旅に出る。まだ歩き始めたばかりで、意味ありげな人たちが登場して、謎が積み重なるばかりですが、まあ、一巻ですからね、読者は行きつ戻りつ伏線を確認などしながら、芭蕉さんの旅を見届けようと思います。ルートや基本的な出来事は「おくのほそみち」に忠実なようなので、そっちも読まないとな。芭蕉さんの句集は持ってんだけど、「おくのほそみち」はテキトーにしか読んでなくて。2016/07/09
眞墨
6
芭蕉のよく言われるネタ「隠密だった?」を少しずらして描かれていますが、面白いです!! 最初、すごい若づくりだなと笑ってしまいましたが、うたたさんの「眼」を通してみた奥の細道にハマりましたね。あ、俳句は(和歌など古文全般も)声に出して読んでみてください。時代や背景がわからなくても「音を楽しむ」ことで詠んだ人に近づけますから。2014/06/02
天鈴
5
うたたさんの新シリーズ。歴史上の人物でもある松尾芭蕉の話なんですが、俳句はよくわからないのでいつもの妖怪ものとして読んでます。今後の話とかも気になるというか、これどうやってまとめるつもりなんだろう。2014/03/16
ちゅうこ
4
奥の細道は歌まくらの旅であり、魂しずめの旅なんだともやっと感じてたけど、ホラー要素をいれて書いてて納得、そうか霊を詩をもって感じれる人か。お笑いもたくさんあるし、史実をたくみにいれこんでるし、俳句が絵として浮かんできておもしろい。2016/04/15
なつき
4
源氏マニアで歌枕の旅マニア・芭蕉は幕府隠密と疑われ行く先々で襲われるが、その目に映る人ならざる者に救われて…。埃まみれの古典だと思っていた芭蕉の句が若々しく瑞々しいものに思えてくるから不思議。平穏ならざる旅になりそうですが、芭蕉の「眼」に映る景色がどんな句になっていくのか楽しみです。芭蕉46歳、曽良41歳より桃雪29歳の衝撃(笑)2014/06/08