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出版社内容情報
映画のコンペティションに作品を提出し終えたうみ子。次回作に取り掛かる中で、自分の将来について向き合うことになるが…!?
シルバーガール×ブルーボーイのシーサイド・シネマ・パラダイス!!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ネギっ子gen
51
【この海に出てから 何日 あと何年 映画と向き合っているだけの時間を 過ごせるのか 時間は すべての物事に変化を与えて 悲しみも喜びも そのままのカタチではいさせない…】映画賞に作品を提出し終えたうみ子は、海に「常に自分の形を探してしまうのは、コンプレックスになる?」と訊き、「自分を俯瞰する能力がないって思いますね」と回答され、改めて思う。<コンプレックスは他人を測る物差しになってしまいがちだけど、表現においては強みだといえる。抉られた部分だからこそ、強烈に求める。違う。海くんと私は、違う人間だ>と……⇒2024/07/13
雪紫
40
お休みして立ち止まって、また動いても別の角度から攻めてくる。みんな違う意味で焦ってるけど、そりゃ焦るよ・・・。そうか、うみ子さんももう3年生なんだな・・・。言葉に出来ない共感と、焦りがまた、別の焦りを産んだりと。それでも自分だけじゃなく、周りの人々だって時間は有限だから漕ぎ出すしかない。まだこの本には道標があるけれど。2025/01/26
ミキ
38
才能の描き方があっさりしてるな。これがブルーピリオドだったらもっと身を切られるような感じだったと思う。どちらが良いという訳ではなく。2024/03/14
たまきら
37
ものを作る。そして、人に見せる。これほど恥ずかしいことはありません。私が好きなもの、理解していないもの。全てがさらけ出されてしまうからです。できない自分にイライラし、バレて恥じ入り、落ち込み、それでもまた作る。作り手の生き方はそんなものです。今回も波のイメージが効果的でワクワクしました。海のご家族は、これでもまだ子どものことを応援しないんだろうか?寂しいなあ…。2024/04/25
ぐうぐう
26
若者達にとって未来が見えづらいのは、先の時間が有り余っているからだ。けれど、うみ子にとって未来が見えにくいのは、時間がないから。広大で穏やかな時間の海と比べ、残り少ない時間の海は波が荒い。けれど、うみ子は気付く。時間が少ないからこそ、見えてくる未来があることに。高い波だからこそ、越える意味があることに。「今 私は 撮れる映画を撮るだけだ これからの航海で前を見るために」その眼前には、高い波がある。目標となるべき、それは波だ。2024/03/24
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