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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トラシショウ。
20
「江戸の街を戦場(いくさば)にするなんて・そんな歴史はあっちゃいけないんだ。(中略)柳生さん、俺とあんたの二人でやるんだ」。時を超えた壬生浪・沖田総司編の続き、江戸を震撼させる旗本狩りの二頭の鬼と、当代最強の柳生宗矩と愛した女を殺された沖田総司が切り結ぶ。諸々台詞の現代語訳でマイルドになってるが、人の側の沖田総司、鬼の側の谷衛成のどちらが主役か解らなくなりそうな双方共にウェートを置いた語りで読者の善悪の線引きを揺るがす展開が読んでいてキツい。救いのない結末のエピソードになりそうだなぁ(以下コメ欄に余談)。2019/05/03
アナクマ
13
沖田総司の続き。今様のチャラさと頭抜けた強さ、対する鬼(刀剣鑑定人と雀)の心情が胸に迫る。新装甲にはそう驚かないが、この作品の面白さを底支えているのは著者の覚悟だ。◉巻末の弁「強い者を強請り富豪の金品を奪ってみせる。技量の追いつかぬ場面でも描きたいと思うなら挑むべし。届けたいものは魂の躍動なのだから」全文を引用したいほどにしびれる。◉衛成ん試してよ。ゆあーん、ゆよーん。愛い天変? 大事なコトは思案するな 即答せよ。いか娘ちびりそう。気色悪である。あと半蔵の貌。細部のワンダーもこみこみ、まだまだ面白い。2020/04/07
のれん
6
剣術指南役という地位でも凄いパワハラにあってたんだぁと1コマで分かるのが良い。無茶な剣術披露とか特攻とか。ただ武士が奉公に出るのは家の繁栄を約束されるため。武士の特攻はある意味で合理的経済観念があったんだなぁと関心。 それとは別に化外者の反乱でも死ぬ弱者がいることがやるせない。結局争いが激化すると犠牲は増えるばかりということか。 とシリアス爆上がり中にハットリ半蔵である。デザインあれでええんか? いや笑ったけど。 2019/11/30
うさみP
6
江戸の夜に打ち上がる綺羅花火は無惨なり。未来人・沖田総司の鬼退治。総司の軽快な語り口は気持ちいいですね。柳生の手足をつめて胴を生かす活人剣(あれぇ〜)。服部がハットリくんできゅんきゅん丸。なんだ人間の味じゃないですか、斬れるなら殺せますよ普通に。和の理想都市の為に和からはみ出た人を虐殺する、この江戸に沖田の信じる誠はあるのか。2019/04/26
niz001
6
前の巻全然覚えてないけど面白いなぁ。柳生但馬守宗矩と沖田総司が鬼と戦う燃える展開、次巻へ続く。「半蔵の胸中はきゅんきゅん丸にござるよ』のセリフについ爆笑ww。2019/04/19