チャンピオンＲＥＤコミックス シグルイ 〈６〉

山口貴由/南條範夫

秋田書店（2006/04発売）

• サイズ コミック判
• 商品コード 9784253230483
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[exsoy]

ついに星が流れた

2014/07/30

[老眼のローガン]

【戦うたびに失われる】１巻から積み重ねてきた人間関係が、組織が、技が戦うたびに情け容赦なしに失われていく。生き死にが一挙にクライマックスになる巻。まさか、あんな化け物みたいなビックリ人間が・・・。だけども、まだまだ化け物じみたビックリ人間は存在するし、現在進行形で３人の怪物は成長中なのでした。一コマ一コマの演出に魂がこもりまくっているがゆえに、当時のネット上でコラ画像だの、４コマだのの二次創作があふれまくっていた。2chでも流れるようにレスが流れていたはず。

2025/08/18

[緋莢]

資金調達の旅の途中で牛股権左衛門は、当道座の検校のもとに身を寄せた伊良子の命を受けた手練れに襲われ、藤木は伊良子の果たし状によっておびき出されます。藤木の前に現れたのは検校の中間・友六。その火縄銃から放たれた弾を刀で止めたのは強運と、攻撃予測があたったからとはいえ、藤木、凄すぎ。伊良子の目的は虎眼。怪物同士といっていい、伊良子と虎眼の戦いは壮絶なんて言葉が生ぬるく感じるほどの凄まじさでした。陰惨な場面しかない作品ですが、それでも先が気になって仕方ないパワーがあります。

2018/09/09

[とんかつラバー]

清玄は復讐のためについに虎眼の下までたどり着くがやっぱ虎眼すごい。ただの変なじーちゃんではない。つーか清玄の勝利って実力でなく女達の助力によるものじゃないの？まあ女心を弄んで味方につけるのも実力なのかもしれないけど好きになれない。

2022/04/06

[のれん]

まるまる虎眼師匠巻。 ここまで狂気と剛毅さを溢れさせた老人キャラは他に知らない。 清玄という男の煽りは最早粋な演出の領域。前巻までの社会の息苦しさなど感じないのは、この恐ろしき怪物同士の戦いだけが描かれているからかもしれない。 それほどまでに岩本虎眼というキャラは濃かった。狂う虎にして、御家に命を懸ける武士にして、娘を思う父であった。素晴らしい。

2021/01/13