少年チャンピオンコミックス 声がだせない少女は「彼女が優しすぎる」と思っている 〈１〉

矢村いち

秋田書店（2020/07発売）

• サイズ コミック判／ページ数 144p／高さ 19cm
• 商品コード 9784253229517
• NDC分類 726.1
• Cコード C9979

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[レリナ]

これは...優しい話だ。心が伝わるだけで、ここまで優しい物語が読めるとは、心が浄化された。声が出せない少女と心が読める少女。二人の優しい話が展開されているので、ぜひ一読を。最後までこんな優しい世界があったら、どんなに幸せか、考え続けてしまった。Twitter掲載分も拝見させてもらったことはあるが、まさか週刊誌の方で連載されるとは、夢のようだ。魅力的な話の展開は、みる人を満足させてくれるはずだ。こころが伝わる優しい少女達の物語は、2巻でも読者を満足させてくれるだろう。こういう友情話はいつ読んでもいいね。

2020/07/24

[たまきら]

読み友さんの感想から。失声症の転校生と、実は人の考えていることがわかる女の子のちょっとずれている、けれどとてもやさしい友情物語です。何か大きな事件が起こるわけでもなく、優しい女の子たちがゆっくりと友情を深めていくのを楽しみました。失声症のことは全く知りませんでしたが、最終巻の展開に驚きました。でもこういうものなのかもしれません。用意ができたということなのかな…。

2024/06/29

[じょり]

Twitterで追いかけている作品。心崎さんと真白さん、どちらも純粋で良い。聞こえてくるだけなら無視してしまえばいいのに関わって、そんな彼女を優しいと思って一緒にいるという関係。もし能力がばれてしまってもこの二人の関係は変わらないんじゃないかな。質問にシンクロしてたの微笑ましかった。うん、尊い

2020/08/01

[わたー]

★★★★☆Twitterで話題になっていたのは知っていたが、単行本化されているのは知らなかった。失声症の少女と、他人の心が読める少女との日常を描いた作品。彼女の悲しそうな心の声を止めるため、ぶっきらぼうながらも手助けする姿にほっこり。傍目からはディスコミュニケーションのように見えるけど、深いところで繋がっている感がとても良かった。「今は失声症」とのことだったが、彼女の過去に何があったのか語られることがあるのだろうか。

2020/07/24

[まりあっこ成分]

面白かった。癒やされた。二人に幸あれ。

2020/07/19