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出版社内容情報
新卒から五十になるまで中小菓子メーカーの総務部で働いてきたクミコ。
ある日、親戚から常滑焼の壺をもらいます。
お高いものかと期待して開封した壺の中にはいい感じのぬか床が入っていて…!?
50代独身女子、更年期や仕事の悩みなどいろいろあるけど、発酵食でほっこり幸せ…な物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ブラフ
17
密林におススメされて面白そうだったので。いつの間にか50代になっていた総務部勤務のOLクミコ。そんな彼女に、資産家の伯母から形見分けとしてぬか漬けが壺ごと届いたことから、糠床との生活が始まる。50代ってのがミソなのかわからないけど、作画はほんわかしてて若々しいので、ついメインキャラが50代だってこと忘れる。タイトルは、いろんな野菜や食材を漬け込むことが出来る糠床の懐の深さを表現したものなのかな。漬物レシピがいろいろ出てくるので、そこは参考にしたい。2023/01/27
スズコ(梵我一如、一なる生命)
11
無料本、良くも悪くもなく。フォアミセスと言う雑誌に掲載されていたらしい。ターゲット層の女性を主人公にするのね。この世に数えきれないくらい雑誌ってあって、それぞれにターゲット層を見据えた漫画がさらに数えきれないくらいあるんだろうな、と思った。2024/09/24
luadagua
7
中小お菓子メーカーで働くアラフィフ独身女性のクミコのもとへ、親戚から突然ぬか床が送られてきた。そして手探りしつつ、ぬか床発酵生活がはじまった。自分もちょうどぬか床を再開させたところなので、ぬか床がグレてシンナー臭をさせるとか、わかるなあと思いつつ読んだ。卵のぬか漬けまたやりたいし、古漬けで作るタルタルソースがまた美味しそう。この作品のクミコさんより自分の方がもっとぬか床の扱いが雑なんだけど、今度はグレさせないよう、うまくお付き合いしていきたいと思う。2025/06/08
さえ
3
初めて読んだのは1年ほど前、更年期を感じ始めたタイミングで、家族に勧められて読みました。同世代の働く女の子の日常は、共感する場面が多いです。久しぶりに再読してみて、セロリを漬けてみたくなりました。2024/06/30
kujira
2
「掲載誌フォアミセス」というのがものすごーく納得する内容の物語。それぐらいの年代の女性に刺さる内容、じんわりとした問題提起、ほっこりとした癒し。どの年代の誰もみんな悩んでるし、何か打開のきっかけがほしいんだなあと。でも無心になってぬか床をかき回してる時間って多分、ある意味禅にも通ずるような時間なような気がする。2024/12/30