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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mitei
204
武田家の話。落ち武者狩りって残酷だなぁ。そこからの生き残りの女の子が主人公。厳しい世界だなぁ。2017/07/01
トラシショウ。
27
盤石だった筈の武田軍が新進気鋭の織田軍に敗れた長篠の戦いから四年後。肉親を手柄欲しさの民兵に惨殺され、岡田丹波守に救われた少女レイリ。並み居る武士の男達をねこそぎ打ち倒す程の剣の腕を得た彼女が武田勝頼の使者と立ち会う時、待ち望んだ血戦の荒野への道筋が開かれる。「寄生獣」以降歴史漫画家にシフトしつつある岩明均原作、室井大資作画で送る異色の歴史ロマン。粗筋だけを書くとシンプルな内容を、力強い筆致で瞬く間にページを捲らせる抜群の面白さ。無類の強さに死にたがりなメンタルのヒロインも実に魅力的(以下コメ欄に余談)。2016/11/23
ぐうぐう
25
岩明均を原作に迎えて描く戦国時代劇。剣の立つ少女レイリは一見、『あずみ』を連想させる。しかし読み進めていくと、まるで違うことに気付かされる。両親と弟を殺されたレイリは、殺されるために殺す。岩明はあくまで原作という立場だが、百姓を殺したあとの雑兵達の無表情さには、岩明らしさが垣間見れる。2016/11/13
いわし
24
また凄い漫画が完結した。『寄生獣』、『ヒストリエ』の岩明均が14年もの構想期間を要し、室井大資が漫画化した傑作である。長篠の戦いで織田信長に敗れた武田家に仕えることとなった死にたがり少女・レイリ。歴史的に敗れた側の陣営で、彼女を何を見て、何を望んだか。全6巻とは思えない濃密な歴史ロマン、ここにあり。やはり岩明先生は天才である。本作を綺麗に完結させたことで『ヒストリエ』への期待は高まるばかり。無事完結されることを心より願う。本作を読んで家康熱が急に沸いたので日光東照宮に行こうと思ったけど混み過ぎてて断念。2019/11/03
うめ
20
作画の方は違うけれど、物語に流れるものは岩明作品にただよう、あの独特の空気感。静かなる狂気を、押さえた情をしんとした筆致で描いてみせる。あのひんやりとして、だけど冷たすぎない雰囲気。出てくる武将が渋いのがまた良い。2018/11/14
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